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チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

 

 

大学を卒業して会社を辞め、現在はコンビニでバイトをしながら

アパートでひとり暮らしの主人公・井川幹太。

結婚式の代理出席のバイトで高校時代の女子の同級生に

再会したり、アパートの上の住人の家族と仲良くなったり、

アパートの隣の人間と立ち話をしたりと別段大事件という

ほどのことはなくお話は進んでいきます。

決して幹太は社交的で明るい性格でもないと思うのですが、

何故か人が寄ってきます。

性格が温厚だからでしょうか。

欲もなければ野心みたいなものもない。

結婚式の代理出席で再会した女子とイイ感じになりそうだったのに、

最後にまさかのどんでん返し。

それでも幹太は淡々としています。

仲良くなったアパートの2階の家族も大阪へ引っ越したり

段々、人間関係も入れ替わっていくようです。

大事件はないと書きましたが、考えてみれば人の人生や生活は

この幹太のような感じなのかもしれませんね。

なかなかこんな風にいろんな人と心通わせるのは難しいかも

しれませんが。

幹太が住んでいる場所は私が30年前仕事していた場所。

こんなこと言ったら住んでいる人に怒られるかもしれませんが、

ほんと地味な場所でした。

どこか気になる方は本をお読み下さい(笑)。★★★