2部構成。
前半は投資の基本的なこと、マクロ的な話。
後半は10社の将来の予測です。
プロの投資家が重視するのは
「数字(財務)」「市場(マーケット)」「ストーリー」
なのだそうです。
銘柄選びは株式投資のすべてであり、
これがうまくいくかどうかで投資の成否が決まる
とあります。
なるほどね、よく株式投資では「ボロ株」なんて言葉を
使いますが「ボロ株」を掴んでしまったら目も当てられない
のでしょう。
後半の日本を代表する10社の将来予測は
なるほどと思いながら読みました。
本書に「技術はつねに進歩するもの」とありますが、
常識も変化していくもの。
そういう意味からすると、銀行に将来はあるのか?
という気がしてきます。
本書では三菱UFJが取り上げられていますが、
将来どのように展開していくのかなと思いながら
読みましたが、コストをカットする話ばかりで、
新たな事業展開はないに等しいと感じました。
益々、銀行業は難しくなっていくのではないでしょうか?
本書では私が常日頃思うことも書かれていました。
「投資家にとって大事なことは、事実をしっかりと見極め、
それに基づいて将来のシナリオを立てること。
怒りやこうあるべきだといった価値観は一切必要なし」。
こういう割り切りも必要だと思うのです★★★