続・下流老人 一億総疲弊社会の到来 (朝日新書) 821円 Amazon |
マクロ経済スライドによって年金額が下げられ、
介護保険の自己負担も増えそうです。
日本は超借金大国だし、高齢者は若者より
お金を持っているのだから当然‥と、
政府は思っているのでしょうし、
国民も高齢者は優遇されていると考えている人も
多いのでは?
私ももちろん、そういう考えがないとは言いませんが、
それよりなにより、国はもっとすることがあるでしょう。
国会議員の削減、報酬ももっと下げるべき。
地方もそうです。
なんか質の悪い地方議員が目立っていて
(真面目にきちんとやっている人がほとんどだと
信じたいですが)、
こんな人たちが年間数千万円という報酬をもらっているのに、
高齢者の年金を下げたりするのは一体何なのかと
いつも不満に思っています。
家族が高齢者を見ればよいというのは
理想でしかありません。
だったらもっと社会保障のことを国民全体が考えるべきなのに、
日本人は国にお金がないのなら、自分たちでがんばりますと
思ってしまうのですね。
私は消費税が上がることはいやですけど、
ほんとにほんとに消費税が全部社会保障に使われるのであれば
それは仕方ないかなと思う。
でも、本書によると、5%から8%に上がった増収分の1割しか
社会保障に使われなかったとのこと。
高齢者でも若者でも人間を大事にしない国に
未来はあるのかなと。
財源がないから貧乏人は我慢して死んでくださいねとは
言えないでしょ、さすがに★★★