言っていいこと、悪いこと―日本人のこころの「結界」 (知恵の森文庫) 562円 Amazon |
今回ご紹介するのは
「言っていいこと、悪いこと」
永六輔著
知恵の森文庫です★★★
もう30年ぐらい前のことですが、
近鉄特急に永六輔さんが1人で乗って来られたのを
見たことがあります。
そのうち、サイン攻めにあわれていましたが、
気さくに応じておられました。
ベストセラーになった「大往生」や他にも何冊か読んだことが
ありますが、先日の訃報を聞いて、
なんだかとっても懐かしくなりました。
本書も永さんの粋で嫌味でないちょっと毒がある表現で
なるほどなあと思うところが多くありました。
なんでもかんでも英語やカタカナっていうのはどうか?
というのはいつも私も思っていることです。
これは私が極度に横文字に弱いからですけど、
話を聞いていたり、何かを読んでいるときに、
わからないカタカナ語が出てくるとしばらく思考停止。
これってどういう意味だっけ?と気になります。
で、仕方なく調べると、なんだそんなことか。
それだったら何もわざわざカタカナ語でなくても日本語で
書けばいいだろと言いたくなります。
それくらいカタカナ語だとなぜか曖昧で済ませられる
みたいなところがあるんですよね。
永さん大賛成です!
あと、いろんな人のぎっくり腰の話は笑えました。
ドトールで読んでたので噴き出しそうでヤバかったです。
あ、ヤバいは隠語だそうです。
確かに綺麗な言葉とは言えませんもんねー。