危険なビーナス | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

 

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今回ご紹介するのは

「危険なビーナス」

東野圭吾著

講談社刊です★★

 

 

東野圭吾さんの新刊です。

手島伯朗は獣医師。

父は子どもの頃に脳腫瘍で他界し、

母は八神康治という医師と再婚。

明人という弟が生まれます。

伯朗は大人になると八神家とは縁を切り、

明人とも疎遠になりますが、

ある日明人の妻だと名乗る楓という女性から連絡があり、

明人が行方不明になったと告げられ、

楓と一緒に明人の行方を探すことになります。

全体を読んで感じたのは軽いなということ。

別にユーモアミステリーではないけど、

伯朗のキャラも惚れっぽいという感じで、

楓と共に行動していくうちに段々楓に惹かれていきます。

康治は危篤状態にあり、遺産相続の問題もあり、

明人は巻き込まれたのかもしれないと楓は考えています。

伯朗と明人の母は16年前に母の実家の風呂場で事故死を

遂げており、それもほんとに事故死だったのか?という

謎もあります。

こう書いてくると、別段軽い要素はないはずですが、

東野さんの作品を読むと、私は少し泣けることが

多いのですが、今回は全然そういうこともなく、

あっさり終わった感じがしました。

ただ、私にとっては意外な人物が鍵を握っており、

それに気づいた伯朗がその人物と対面するところは

ドキッとしました。

こういう展開は大好き。

ただ、東野さんだから期待値が高くなったのかも?

少し泣ける要素があったら星3つでした。