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長期投資家の「先を読む」発想法: 10年後に上がる株をどう選ぶのか/新潮社

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今回ご紹介するのは
「長期投資家の「先を読む」発想法」
澤上篤人著
新潮社刊です★★★




澤上さんのファンなもので結構続きます。
今作の目玉は「論と推のフローチャート」です。
ロジックとイマジネーション。
今後どういう社会になっていくのか想像を
膨らませ、
その発想を広げていくこと。
で、論で詰めていく。
普通に株式に投資しようというときは
その株価が高いか安いかとか、
その会社の売上や利益を見ます。
それは当たり前のことなのだけど、
本来、企業に出資するというのは
その企業の事業がどういう風に世の中にかかわっていき、
人々の生活をよくしていくのかということに注目して
いくことだというのが澤上さんの持論です。
私もそれは大事なことだと思います。
上場するというのは「数字」で計られることだけど、
本当はその企業の社会的な意味を考えることなのだと
思います。
まあ、一部の人にはないと困る企業でも世の中全体から見れば
こういう企業って‥という企業もありますし。
そういう根っこの部分の考えがハッキリしていることが
澤上さんのブレない理由かも知れません。
株式投資がうさんくさいものに見られないためにも
こういう発想で投資する人が増えてほしいなと思います。