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今回ご紹介するのは
「ハロワ！」
久保寺健彦著
集英社文庫です★★★
「ハロワ」とはもちろんハローワークのこと。
主人公の沢田信は大学卒業後２回の転職を経て
ハローワークの嘱託職員となります。
ハローワークに来る人たちの事情などを描いた
短編連作集です。
おもしろかったのですが、なんとなく複雑な気分。
小説と言えどもスンナリ就職が決まってよかったよかった
という話ではなく、
どちらかというと就職できない話の方が多かったです。
客観的に読むとこういう人は確かに採用はむずかしいだろうな
と思うのですが、
かと言って例えば１回や２回の面接でほんとにその人の
本質や仕事の出来不出来を見抜けるのかというと
難しいと思います。
そういう意味ではこの小説はそのあたりの厳しさなどを
上手く描いていると思うのですが、
読んで救いを感じる部分とそうでない部分の比率が
私的には２対８ぐらいで救いがない気分でした。
解説には読むのが辛くなるような小説ではありませんと
ありますが、私には正直ツライものがありました。
尊大な元銀行マン、依存心の強いアラサー女子、
信の元同僚でストイックな男など
私ならこういう人とは付き合いきれないな～と思う。
仕事が見つからないのはこのご時世だから
仕方のないことだと思う。
でも自分を変えるのは自分でそれをハロワの職員に求めるのは
酷だし筋が違うように思います。
ただ、こういう人たちを甘えてると言って切り捨ててしまうのも
どうかと思うしそういうことを考えていると
どよーんとした気分になったのでした。
と、言っても小説としてはおもしろいです。
ただ、信の恋愛の話はいらなかったかな。
相手の女性、ハロワの先輩ですが、
女として卑怯なんじゃないかと。
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いつもありがとうございます♪
☆☆☆
上本選手が離脱しました。
彼はどうも運がない人のような気がします。
真面目そうだけどなんか華がないのもそうだし。
こんなとこでケガするなんてね‥。
タイガース、打線が湿ってきましたね。
福留はもういいんじゃない？
なんであんなに福留にこだわるのかなあ‥。