ダーティ・ママ ハリウッドへ行く! | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く! (河出文庫)/河出書房新社

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今回ご紹介するのは
「ダーティ・ママ ハリウッドへ行く!」
秦建日子著
河出文庫です★★★




シリーズの第2作目です。
これはドラマを観ていたのでそのイメージがすごく強いのですが。
今作、話的にはとっても単純ですぐ犯人もわかってしまうし、
別段ワクワクする話でもなかったのですが、
何故かとても面白かったです。
コメディで笑えます。
でもタイトルにはまんまと騙されました。
高子と葵がてっきり捜査でハリウッドへ行くものだと思っていたのですが、
このハリウッド、風俗店の名前でした。
これわかったときハアと思ったのですが、
まあこれはこれでと思いました(大人の対応?)。
ストーリーは単純ですが、高子と葵のバトルが笑えます。
女性の陰湿さがなくてなんだかんだと言いながらも
お互いのことを思い合っているのがわかります。
対象的に男の刑事たちはなんか小物だよなという感じです。
それだけ高子のスケールが桁違いなんでしょうけど。
シングルマザーの高子の逞しさと、
また違った意味での葵の逞しさが同じ女として好きです。
どちらにもがんばってほしいなと思いました。
作者の秦さんて最初名前から女性だと思ってましたけど、
はたたてひこと読むのですね。
男の作家なのに女心がよくわかっているな~とも思いました。
さっき高子も葵も逞しいと書きましたが、
それと同時にとっても女らしさもある人たちなんだと思います。
そのあたりの女としての感情もよく読み取れました。



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