￥920
Amazon.co.jp
今回ご紹介するのは
「不正侵入」
笹本稜平著
光文社文庫です★★★
警視庁の刑事・秋川の大学時代の友人の有森が
自殺した。
その死に不審を抱く秋川だが、
その後有森の妻の亜沙子が失踪する。
有森の自殺の背景には有森の勤めていた会社の
不祥事の陰があった‥。
有森の自殺から有森の妻の亜沙子の失踪と
話はとんとんと展開します。
秋川は「マル暴」担当の刑事でしたが、
何故かハイテク犯罪特別捜査室という
畑違いの部署に異動となります。
そこで暴力団のネット賭博を暴くように
上司に言われます。
その後段々これらの事件が交錯しだします。
検察からの圧力、警察の上層部からの圧力、
秋川は何かしら闘わなければなりません。
正義と思われている検察と闇の社会のやくざ。
その２つの組織に怪しげなコンサルタントのような
人間が絡み犯罪に手を染めます。
秋川の周辺から情報が漏れていることから
秋川は仲間を疑わざるを得ない状況へと陥ります。
誰が味方で誰が敵か？
そのあたりもゾクゾクする快感でした。
私が今まで読んだ笹本さんの作品は、
主人公が巨悪な悪に立ち向かう作品でした。
今回も秋川は果敢に巨悪に立ち向かいます。
ラストはそれなりに巨悪は滅びるのですが、
今回はちょっと物悲しい気持ちが残りました。
こういう作品でこんな気持ちになるのは
不思議な感じがするのですが、
それだけ人間をうまく描いているのが
笹本作品なのかもなとも思いました。
にほんブログ村
クリックお願いします。
いつもありがとうございます♪
☆☆☆
本日はテンダラーデーでした。
「ちちんぷいぷい」「ten」
そしてラジオ。
堪能しました。
そして今日は愛犬チャウの月命日。
あれから１年２ヶ月が経ちました。
そしてそして忘れてはならないのが
「阪神淡路大震災」。
生かされてる命を大切にしないと。