純平、考え直せ | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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純平、考え直せ/奥田 英朗

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今回ご紹介するのは
「純平、考え直せ」
奥田英朗著
光文社刊です★★





新宿歌舞伎町のやくざの坂本純平は21歳。
歌舞伎町ではなかなかの人気者。
ある日、組長から他の組の者を殺せと
命令されその気になる純平だが‥。




純平は一応組員だとは言えチンピラやくざ。
北島というアニキに心酔しています。
元々、家庭の愛に飢えている純平は
新宿歌舞伎町でようやく自分の居場所を
見つけたという感じです。
しかし、仕事としては北島の運転手や、
事務所の電話番などパッとしない仕事ばかり。
そんな折に組長からの指令を受け‥と、
話は続きます。
3日間の自由時間を与えられた純平はその間、
いろんな人間に出会います。
遊び慣れたカナという派遣OLや、同じチンピラの信也、
ホモのゴロー、元大学教授で無銭飲食の常習犯の西尾など。
いろんな人間といろんな時間を過ごすうちに、
純平の心境にも変化が?と、思いきやそんな甘いものでも
なかった‥。
この作品、もやもやとしたものがあり不完全燃焼。
奥田さん好きなんですが、いつものようなユーモアや
切れ味がなかったような気がしました。
ラストもなんとなく中途半端に終わってしまった印象。
どちらかと言えば、ラストは白黒はっきりつけてほしかったな。




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