心星ひとつ―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-7 時代小説文庫)/高田 郁
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今回ご紹介するのは
「心星ひとつ」
高田郁著
ハルキ文庫です☆☆☆
「みをつくし料理帖」シリーズの第6弾。
段々このシリーズは終わりに近づいているのだろうか?
今回はなかなか厳しい選択を迫られた澪。
吉原で「天満一兆庵」を再建するか、
「登龍楼」を居抜きで買うのか。
澪の心は「つる家」でこれまでどおり料理人として
やって行きたいと思っているのですが、
一柳の店主に「ひとは与えられた器より
大きくなることは難しい。
つる家の料理人でいる限りあなたの料理は
そこまでだ」と、言われて思い悩みます。
この一柳の店主、登場したときから嫌味な奴と
思っていたのですが、
この台詞も私にしては、何言ってんだかという気持ち。
結局りうさんの「与えられた器が小さければ、
自分の手で大きくすりゃあ済む」と、
いう言葉に思わず拍手したいような。
さすが年の功!りうさん。
今回はもうひとつ澪に選択が迫られる事態が。
これは仕事か結婚かという女性なら一度は
悩んだことがあるだろう出来事。
普通の恋愛ならば、当人同士の気持ち次第でしょうが、
澪の場合は身分の違いというものに、
思い悩まされます。
私の個人的な意見としてはやっぱり、
身分の違いは難しいだろうなと。
結局ラストで澪はある決断を下したような感じで
終わります。
これから先このお話がどういう風に進んでいくのか
とっても興味のあるところですが、
私は澪の決断にエールを送りたい気持ちに
なりました。
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