永遠の0 | チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^

永遠の0 (講談社文庫)/百田 尚樹

¥920
Amazon.co.jp




今回ご紹介するのは
「永遠の0」
百田尚樹著
講談社文庫です☆☆☆





26歳の佐伯健太郎が
姉のフリーライターの慶子から
戦争で亡くなった祖父のことを
調べたいと相談されます。
健太郎と慶子には今現在祖母が
再婚した大石賢一郎という立派な
祖父がいますが、本当の祖父・宮部久蔵の
ことを知りたいという思いに調査が始まります。
祖父の軍隊時代の知人を訪ね話を聞くという風に
物語は進んでいきます。

最初に訪ねた人物からは、
宮部は臆病者で、何よりも命を惜しむ男だったと
聞かされ、健太郎と慶子はショックを受けます。
ほんとに祖父は命を惜しむような臆病な人間
だったのか?
いろんな人物を訪ねることで、
宮部久蔵の人間性が段々と見えてきます。
それと同時に戦争とは?
命とは?ということを考えさせられるような
気がしました。
家族のために生きて帰ろうとすることが
そんなに悪いことなのか?
このあたりは実際の戦争を知らない私には
はっきりとした答えが出せません。

戦争を知らない私には、宮部の軍隊時代の
話は少し長すぎるように感じたのですが、
ラストになってある真実が明らかになり、
涙が出ました。

「解説」は先日お亡くなりになった児玉清さん。
児玉さんの解説もとってもいいので
是非こちらも。
児玉さんの素敵な人柄が偲ばれます。




にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ


にほんブログ村
  いつもありがとうございます♪