偉大なる、しゅららぼん | チャウ子のそれでも本を読むのだ

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偉大なる、しゅららぼん/万城目 学

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今回ご紹介するのは
「偉大なる、しゅららぼん」
万城目学著
集英社刊です☆☆☆




万城目学さんの新刊。
京都、奈良、大阪ときて、
今回は「滋賀」が舞台。
近畿では今、滋賀が一番元気みたいですね。
私自身はあまり滋賀県には縁がなく、
ほとんど行ったことがありません。

今回の舞台は琵琶湖湖畔の石走という
街が舞台。
この石走の二大勢力の日出家と棗家。
どちらの家の人間にもある「力」があり、
その「力」によって、それぞれが主導権を
握ろうとしているところに、
ある邪魔者が現れ‥と、いうお話に
なっています。

万城目さんの小説はどことなくユーモアが
漂っています。
今回のこの作品もこれまでどおり、
なんとなくユーモアが漂っていますね。
キャラの作りがそうなっているようです。
今回のキャラで一番好きだったのは、
日出家の淡十郎。
自分のデブさを気にしている淡十郎は、
「ひでぶ」と呼んだクラスメートには
残酷なまでの行ないをしますが、
それ以外はなかなか憎めない高校生。
品行方正で、好きな女の子の前では
何も言えず(草食系?)、
それでいて恋敵の棗家の広海に対しては、
卑怯な行ないはしないという。
後半は淡十郎と広海の友情のようなものも
うっすら感じられてそのあたりもこの作品の
好きなところ。

琵琶湖の自然も感じられて、
琵琶湖に行ってみたくなりました。
次の舞台はどこだろう?
兵庫か?和歌山か?
ここまできたら是非近畿征服を
お願いしたいです、万城目さん!





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