会計HACKS!/小山 龍介
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今回ご紹介するのは
「会計HACKS!」
小山龍介・山田真哉著
東洋経済新報社刊です☆☆☆
会計本が何気に好きな私です。
と、言っても学術書のようなお堅いものは
読めませんが‥
本書は人気のハックシリーズの会計版。
前半は個人の家計について述べたもの。
後半は企業の会計について語られています。
前半の個人の家計についての特徴は
「ハック家計簿」です。
この「ハック家計簿」とは、従来の家計簿とは
違い、残高を記入していくというもの。
それも小銭は無視する、毎日つけなくてもよいなど
家計簿が続けられない人への処方箋のような家計簿です。
この「ハック家計簿」が本書の前半のウリですね。
あとは、従来から言われている節約本と比べて
そんなに目新しさはないような。
ひとつ思ったのですが、持ち家がいいか賃貸がいいかなどの
議論は結構よく聞かれますが、
本書は持ち家のリスクをかなり強烈に書いています。
だのに、著者おふたりとも分譲マンションと一戸建てを
お持ちだとか?
これなあ、あまり説得力ないと思ったんですよね(笑)
ここは、だから私は賃貸派なんです!って言い切って
ほしかったですね。
さて、後半は企業会計に関するお話。
私がなるほどと思ったのは「企業の力の源泉はやはり売上」
という箇所です。
初心者は売上の推移に注目し、中級者は利益が重要だと考えます。
しかし、会計上級者になるとやはり売上だと
考えるようになるそうです。
これは、売上がないとリストラも経費削減も、新規事業展開も
できないからだそう。
確かに売上が計上できるというのが企業の第一歩で、
ここがどうにもならないと、先の展開が見えないというのは
わかります。
このあたりは非常に説得力を感じました。
いつもご覧いただきありがとうございます(^^ゞ
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