今回ご紹介するのは
「オオサカンドリーム」
西田俊也著
徳間文庫です☆☆
一口にお笑いと言ってもいろいろあります。
落語、漫才、コント、漫談etc。
根っからお笑い好きな私は漫才が一番好きです。
なんの小道具もなく、喋りだけで笑わすというシンプルさ。
それもピン芸とは違いお互いの駆け引きや間や、息が合わないといけません。
今回の「オオサカンドリーム」はヤクザの一歩手前のような人生を歩んでいたユウが、一念発起して「笑いの学校」の合格通知を手にするところから物語は始まります。
本書に登場する「笑いの学校」のモデルは吉本興業主催のNSCと呼ばれる学校。
ここから数々のスターが生まれています(ここで何人か上げよと言われたら何人でも上げられます、私)。
当然この小説はフィクションですが、私はありそうやなぁ、こんな話‥と、現実とダブらせながら読みました。
特に印象的なのは、コンビ選びの難しさ。コンビというのは一般社会ではちょっと想像がつかない関係だなと思います。
友人とも違うし、かと言ってライバルでもない。
そしてどちらか一方だけが目立つとバランスが悪くなり、最悪コンビとして成り立たなくなる‥など。
そんな風に考えるとこの小説の結末以降がとっても気になりますが。
☆☆☆
今日は私の好きなテンダラーの白川さんのお誕生日です。勝手に祝っております(^_^;)
☆☆☆