チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^


好きなジャンルはミステリー、真っ当な投資本、会計の本、
夏井いつきさんの俳句の本などです。

新書はお値段的に手頃なので好きです。

好きな作家は東野圭吾、池井戸潤、高田郁、宮部みゆきなど。


花見が好きなため春が大好き。

阪神タイガースファン。

錦織一清さんのファン。
好きな歌は少年隊。

マザーハウスの製品(バッグ、ストール、ネックレスなど)を愛用。






 

 

 

 

 43歳シングル女子、まさかの転機に直面すー会社勤めを

 辞め、茜は大家になった。父の遺産を受け継いだのである。

 昭和の香り漂うアパート「花桃館」で、へんてこな住人に

 面くらう日々が始まって‥。若くはないが老いてもいない。

 先行きは見通せずとも、進む方向を選ぶ自由がある。人生

 の折り返し地点の惑いと諦観を、著者ならではのユーモア

 に包んで描く長編小説。       ー裏表紙よりー

 

 

 

 

 花村茜は父が亡き後、兄がマンションを相続し、茜はアパ

 ートを相続します。

 ちょうど職場での肩たたきが始まったこともあり、会社を

 辞めアパートに引っ越し大家となります。

 自分に置き換えて考えてみるとかなり羨ましいと思ったの

 が正直な感想。

 私ならもっと大家稼業に精を出すのになと考えました。

 茜ももっと欲があればよいのにと。

 アパートは3階建てで9部屋あって6部屋しか埋まってい 

 ない。

 それも住人も一癖も二癖もある人間たち。

 おまけに父の愛人だったおばあさんまで住んでいる‥。

 これらを考えるとめんどくさいことこの上ないのだけどそ

 れでも茜の立場になりたいと思ってしまいました(笑)。

 不動産屋の親父の「行かず後家」という言葉には思わず笑

 っちゃいました。

 いやいや笑ってはいけないけど「行かず後家」なんて表現

 ここ何十年聞いたことないしと思いつつ、この本2011

 年の発行なのでこの頃はまだ「行かず後家」なんていう表

 現が許されていたのかと考えてしまいました。

 いや、行かず後家で何が悪い。それに茜にはちゃんと心通

 わす男性もいることだし。

 それでアパートという資産もあっていうことない人生じゃ

 ないですかと思った私。★★

 

 

 

 

 

 「年金と貯金だけで暮らせるのか‥」誰しもが抱える老後

 不安。しかし、いざ投資を始めるにしても「いまさら投資

 なんて無理だ」と諦めていませんか?実は株式投資には「

 負けない方法」が存在します。そんな㊙投資テクニックか

 ら初心者が陥りがちな落とし穴まで、「こんなことまで教

 えちゃっていいの!?」と驚かれるような情報が満載。も

 ちろん、身の丈に合わない無理な投資は厳禁です。50歳

 から始める「資金・時間・経験」を活かした堅実な投資法

 で自由な老後を目指しましょう。    ー裏表紙よりー

 

 

 

 第6章から第8章まではデイトレの話になっていますが、

 私自身はデイトレにはあまり興味がないのでそこは置いて

 おきます。

 「株式投資で負けない株の買い方」が3つ説明されていま

 す。

 その中で「損切りをしなくてもよい銘柄だけを買う」とい

 うのは納得です。

 株価というのは安いと思って買ってもそこから1~2割下

 がるのは当たり前とあります。

 これもすごく思い当たります。

 以前読んだ本の中にも同じようなことが書いてありました。

 私もいつも買った直後は株価下がってます(^^;

 自分としては安いところだと思って買ったのに‥と思いま

 すが、全然気にしていません。

 本書にそもそも投資対象が優良企業のみである上に、PBR・

 PER・ROE・配当利回りといった定量的なファンダメンタ

 ルズ分析と、テクニカル分析も考慮に入れて、かなり割安

 圏で買っているからとあります。

 そうなんですよね。

 企業を厳選して買っていれば多少の下げは気にならないと

 思います。

 むしろ1割ぐらいの下げで売ってしまうのは勿体ない。

 ダメな企業を見分けるコツも3つ紹介されています。 

 (1)不祥事を起こすような企業

 (2)少子化で市場が縮小する産業に属する企業

 (3)人によって好き嫌いがある業種

 それぞれの解説は本書を読んでいただきたいですが、人に

 よって好き嫌いがある業種にたばこ産業の「JT」が書かれ

 ています。

 個人的にはたばこが大嫌いなのでJTの株を買うことはない

 のですが、配当利回りは良いようなのでたばこに抵抗がな

 い人は投資先としては面白いのかもしれません。

 デイトレというタイトルに惑わされず株式投資について考

 えたい人は読んで損はない本。★★

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 税金の取り立て屋こと国税徴収官は必要だが嫌われがちな

 職業だ。なかでも悪質な案件を扱う特別国税徴収官(略し

 てトッカン)の鏡の下、若手徴収官ぐー子が挑むのは、税

 金とその奥に潜む人生の難問の数々。相続税が払えない老

 婦人の救済と公売のハウツー、税大研修での鬼畜ゼミ発表

 会、ブランド品密売人を追う対馬出張など‥バラエティ豊

 かな税務官の仕事ぶりから明日への希望が溢れるシリーズ

 初の短編集。             ー裏表紙よりー

 

 

 

 先日初めての本屋に行ったら平積みでこのシリーズがあり

 ました。

 私、このシリーズ好きなんですよ。

 でもこの作品読んだかな?と思って買ってしまいました。

 このシリーズ4巻あるのですが全部読んでました(^^;

 主人公のぐー子はお年頃の26歳。

 全国から集まる税大研修。

 ここでよき結婚相手を見つけられるかどうか。

 もちろん研修が大事なんですが、婚活という目的も。

 それにしても今はほんと計画的に子どもを持つことを考え

 ているのですね。 

 これってやはり女性も仕事するのが当たり前で出産しても

 働き続けてキャリアを積み続けるのが普通になってきてい

 るから。

 時代が進んで個人的には嬉しい限り。

 ぐー子にもなんとなくいい雰囲気になりそうな男性が現れ

 るのですが、なんと最後には悲しい結末が。

 これは男が情けないと私なんかは思ってしまいますが、い

 つまで男は女より出来がいいという幻想を抱いているのか

 と思ってしまう。

 男と女という一括りにしてはいけないのは重々承知ですが、

 経験上女性の方が仕事ができる(丁寧)だと私は思ってい

 ます。

 今作はそんなことも考えさせられました。

 このシリーズまた再読したくなりました。

 気になる登場人物も出て来ましたし。★★★