中学受験塾で常にトップの多門が姿を消した。家出?事件?
街が騒然とする中、ある同級生の母は、我が子の関与を疑わ
せる”遺留品”を見つけてしまう。多門はもう、生きていない
のかーー。母たちの不安がピークに達したとき、思いもよら
ない事実が明らかに。
読者の予想を何度も裏切る、緊迫感あふれる中学受験ミステ
リー。 ー裏表紙よりー
4組の親子が登場します。
佐藤美紀は夫が高卒ということにコンプレックスがあり、息
子の大輔をなんとしても名門中学に入学させたいと考えてい
ますが、夫の正幸は協力的ではありません。
東堂亜沙美、昭二はパワーカップル。どちらも息子の英太郎
の受験に熱心ですが、昭二の方が積極的です。
成田佐智子はシングルマザー。息子の昌也を中学受験させる
つもりはありませんでしたが、元夫と姑の鼻を明かしてやり
たいと受験に意欲を持つようになります。
唐木田多門は優等生。
その多門が姿を消します。
どうも多門はいじめをしていてその恨みから姿を消されたの
ではないかと思われます。
一体どの子どもが多門にいじめられていて、多門に復讐した
のか‥。
この謎に引きずられたまま物語は後半へ。
そして後半になってなんとも言えない展開が待っています。
え、どういうこと?と一瞬なりました。
この人、いい人だなと思っていた人物がどうも怪しいという
ことになったのです。
がっかりと思っていたらまた次なる展開が。
二転三転して次々明かされる真実。
面白かったです。
それにしても学習塾さえ行ったことのない私は受験塾ってこ
んな厳しい世界なんだなと知らない世界を見せてもらいまし
た。
私が子どもだったらおかしくなってそうだ。★★★



