チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のそれでも本を読むのだ

チャウ子のごった煮風500字読書日記
 地味に更新中f^_^


好きなジャンルはミステリー、真っ当な投資本、会計の本、
夏井いつきさんの俳句の本などです。

新書はお値段的に手頃なので好きです。

好きな作家は東野圭吾、池井戸潤、高田郁、宮部みゆきなど。


花見が好きなため春が大好き。

阪神タイガースファン。

錦織一清さんのファン。
好きな歌は少年隊。

マザーハウスの製品(バッグ、ストール、ネックレスなど)を愛用。






 

 

 

 どうもこの本新書のときに読んでいました(今、気が付い

 た(^^;)。

 ただ、加筆・改訂したうえで再編集したものとあります。

 著者の足立さんはマメに損切りをしていくことを推奨され

 ています。

 私はほとんど損切りできない女なのでこのあたりはフムフ

 ムと思いながら読みました。

 あと長期投資に対してもあまり賛成ではない論調。

 これも私は素人がやるには長期投資がいいと思っているの

 でここもフムという感想。

 当然投資は自己責任(ほんとはこの言葉嫌い)なのでそれ

 ぞれの考えややり方があっていいし、自分に合った投資手

 法を取り入れていけばよいのではないかと思います。

 ただ、足立さんのやり方はそれなりに時間があってかなり

 株式投資に向き合える人でないと難しいのではないかと考

 えます。

 反対に本腰を入れて株式投資に向き合おうと思う人にはか

 なり参考になるかと思います。

 そして「長期投資」や「積立投資」はよいとなんとなく信

 じている人にはもう少しその意味を考えた方がよいという

 示唆をしてくれているとも思います。

 投資に絶対はない。

 「長期投資」や「積立投資」も万能ではない。

 「S&P500」も絶対じゃないよ。★★

 

 

 

 

 

 前々回ご紹介したのは20歳の自分に教えたいお金のきほん

 今回は「経済」のきほん。

 少し被っているところもありますが。

 今回興味深かったのは「中国」の話です。

 「社会主義」なのに何故あんなに経済が発達したのかは疑問

 でした。

 私、昔は社会主義の方がみんなが平等でいい社会なのではな

 いかと考えてました。

 でもいろいろ見ていると結局社会主義だって上に立つ人間が

 いてその上に立つ人間が下っ端の人間から搾取しているだけ

 ではないか?と思うようになりました。

 それに社会主義ではやる気が削がれるというのはあると思い

 ます。

 真剣に働いても働かなくても収入は同じ、生活ぶりも同じで

 あれば怠けようと思うのが人間の性。

 本書によると中国の最高実力者鄧小平の「社会主義市場経済」

 という社会主義と資本主義を合体させるという訳のわからな

 い言葉によって、中国共産党の言うことを聞いていれば自由

 にお金儲けをして構わないとなったそう。

 これによって中国の経済は発展したのでしょうが、果たして

 本当に中国の国民は幸せになったのだろうかと思ってしまい

 ます。

 習近平主席が打ち出したスローガン「共同富裕」。

 みんなが平等に豊かになろうという意味らしいのですが、一

 党独裁という体制が続く限りこのスローガンもまやかしと思

 ってしまう私です。★★★

 

 

 

 

 

 

 米崎地検の検事・佐方貞人の事務官を務める増田陽二。

 高校時代の柔道部の恩師の告別式で、旧友の伊達と再会し

 た増田は、マネージャーだった木戸と3人でその夜旧交を

 温める。増田にとって、伊達は柔道をやめずに済んだ恩人

 であり、ヒーローだった。だが、大阪で警察官になったと

 いう伊達には、ある秘密があった‥(「ヒーロー」)。

 シリーズスピンオフ作品をはじめ多ジャンル作を集めた、

 著者初のオムニバス短編集。      ー裏表紙よりー

 

 

 

 11編の短編集。

 本当にバラエティーに富んだ作品集です。

 佐方貞人のシリーズが好きなので佐方貞人がすべての作品

 に絡んでいるのかと思っていましたが、佐方が出てきたの

 は「ヒーロー」だけでした。

 これは意外と地味なお話でした。

 表題作の「チョウセンアサガオの咲く夏」は母をひとりで

 介護する娘のお話です。

 介護しながら孤独を感じている娘・三津子がどうやってガ

 ス抜きしているかという結末に戦慄を覚えました。

 一番面白かったのは「初孫」です。

 畑中啓一は子どもが授かりにくい体質だったのですが、不

 妊治療を始めて1年後に子どもを授かります。

 しかし畑中は血液型から子どもと自分の親子関係に疑惑を

 持ち、大学で遺伝子工学の研究をしている友人の藤堂に親

 子鑑定を依頼します。

 その結果が驚愕。

 え、え、えとなりました。

 10ページほどの短編なのですが衝撃が大きすぎる。

 ネタバレになるのでこれ以上書けませんが、このあと畑中

 はどうするのだろう?とこの後の展開が気になりました。

                         ★★