厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会は、アルコール依存症患者の断酒維持を補助する日本新薬のレグテクトなど5件の承認申請の可否を審議し、承認を了承した。

アルコール依存症の治療では従来、摂取した上で飲酒すると悪酔いの状態を引き起こす「嫌酒薬」と呼ばれる薬が用いられていた。
厚労省や同社によると、今回審議されたレグテクトは、アルコール依存で亢進したグルタミン酸作動性神経の活動を抑制することで飲酒欲求を抑える、中枢神経系に作用する薬で、従来の嫌酒薬とは作用機序が異なる。

また同部会は、ゼリア新薬の機能性ディスペプシア治療薬アコファイドの承認も了承した。機能性ディスペプシアは、膨満感などの上腹部症状が継続的に見られる一方で、潰瘍などの器質性疾患が見つからない疾患。同薬はアセチルコリンの分解を抑制することで、胃の収縮や運動を増強する効果がある。