宮城県石巻市はこのほど、東日本大震災の被災地に限り、国が特例で認めている訪問看護事業所の「1人開業」について、市内の看護師の申請を受理した。2月上旬にも開業される見通し。
現在、岩手県一関市と福島県南相馬市で、それぞれ1人開業による訪問看護が行われているという。

今回、申請が受理されたのは石巻の看護師。一昨年夏から市に申請を出し続け、4回目で受理。この間、約1800人に上る市民の署名が集まったという。

これまで石巻では、市民の訪問看護に関する認知度が高くはなかったが、複数の医療機関が被災し、通院が困難になったことや、外部の医療者が支援に入ったことで、訪問看護に対するニーズが高まり、利用者の数は震災前よりも増えているという。

訪問看護事業所は通常、常勤換算で2.5人以上の看護師らの確保が必要だが、特例措置では岩手、宮城、福島の3県に限り、人員基準を緩和し、看護師1人からでも特例居宅介護サービス費が給付される。
事業者が訪問看護の通常の人員基準を満たした場合や、近隣に訪問看護事業所が新設され、そこでの利用者の受け入れが可能になれば、適用外となる。