トヨタ自動車は、人の活動をサポートするトヨタ・パートナーロボットの一種として、手足の不自由な人のために、家庭内での自立生活をアシストする生活支援ロボット(HSR)を開発。

HSRは、小回りのきく円筒型の小型・軽量ボディに、折りたたみ式のアームを備えることにより、「床の上の物をつかんで拾う」、「薄い物を吸引して拾う」、「棚、机の上、高い所から物を取ってくる」、「カーテンを開ける」などの仕事ができるロボット。
音声認識機能やタブレット端末を使って簡単に操作することができる。さらに、人に触れることを前提に、安心・安全に使えるよう配慮して、ボディやアームの駆動部に大きな力が生じないように設計している。

同ロボットの開発にあたっては、生活の質(QOL)の維持・向上に貢献することを目指し、日本介助犬協会の協力のもと、手足の不自由な人のニーズや要望を把握。それをもとに「落ちた物を拾う」、「物を取ってくる」、「家族や介護者とのコミュニケーション」といった機能の開発に取り組んできた。2011年には、横浜市総合リハビリテーションセンターの協力のもと、障がい者の自宅でHSRを使った実証実験を実施し、利用者の視点を設計にフィードバックしながら開発を進めてきた。