「説明の一流、二流、三流」桐生稔著
一流、二流、三流でどのくらい説明の違いがあるのか、一流と呼ばれる説明はどんなものなのかを学びたくて読みました。
本書は「三流はこうする、二流はこうする、一流はどうする?」と進んでいき、一流が実施している説明のやり方を紹介されていました。
説明とは「相手にわかりやすく解き明かす事」であり、一流は常にそこを意識しているという事を学びました。
人は「自分が聞きたい事だけ聞きたい」が本音です。
一流は説明する時に「相手の頭の中を想像する」と言われていました。
「頭の中を想像する」と言うと一見難しく聞こえますが、
①まず結論から知りたい
②前提、背景、根拠といった詳細から知りたい
③まだ結論を求めていない(話を聞いて欲しい)
の3つの内どれだろう?と考えて下さいと教わりました。
状況によって求めているものが変わるので、相手の話し方、態度などから想像することが重要だと感じました。
説明するにあたり「共通体験」があるかないかで伝わり方が違うとありました。
知らない事を知っているていで話したり、知っている事を長々と説明されるのはくどく感じます。
一流は共通体験レベルに合わせて説明をすると言われていました。
その為に相手のレベルを把握する事の大切さも改めて感じました。
この本を読み直し、ひとつひとつ一流とのギャップを感じて埋めていく努力をしていこうと思いました。