軽症でもバセドウは辛いのだぁ 12 ~卵巣チョコレート膿腫の爆弾~ | 軽症でもバセドウは辛いのだぁ

軽症でもバセドウは辛いのだぁ

何だか最近体も頭も動かない。

そんな日々を過ごしていたある日、近所の小さな診療所に行ったら即検査されて甲状腺専門病院に行きなさいと言われた。

結果バセドウだった。

こんな更新頻度の少ないブログに読者登録してくださった方がおり、非常に嬉しく、早速記事アップします。

続きものなので、バセドウの内容でなくてすみません。゚(゚´ω`゚)゚。ピー


前回卵巣を腫らして膿腫部分を破裂させ、救急搬送されてから2年後のことでした。



2008年9月10日の朝、起きて、ホンマにいきなり…


子どもらの朝ごはんのお皿を置き、その上にパンを置いたあたりから

チリチリ

チリチリチリ・・・


あれ?

イテテテテテ・・・・

となったのもつかの間


子宮の中から得体の知れない激痛が走り、動けなくなりました。

しばらくしたら治るだろうと、我慢してみましたが、痛みは消えるどころか増す一方


リビングに横になりひたすら耐える私に旦那は冷ややか~な目でおおげさやなぁと言わんばかりに


「どないすんねん、救急車呼ぶか?」

と。


カチンときたが、どうにか痛みが治まってくれるだろうと「いや、いいわ。もう治まるやろ・・・。とりあえずほっといて・・・。りんの朝ごはんの面倒みて・・・。」


とだけ言った。


しかし、ギュインギュイン痛むお腹。


もうあかん。


泣きながら、

「優月、お母さんのブラジャーとTシャツ!お父さん、やっぱり救急車呼んで!!」

と叫び、よりによってその日は水曜日で、幼稚園の出張課外授業の日なんで、脂汗にまみれながら、講師やアシスタントにメールした。

「今から救急車のります。あとお願い。」


とだけ(笑)

精一杯やったのよ(*_*)

ホンマに(;^_^A

むしろ、ようメールできたなぁと思うくらい、痛みはすごかった。


あとから数年経った未だに

「あの時の先生のメール、ホンマびびりましたよ。誰が救急車に乗るのか、一体何が起こっているのか、全くわかりませんでした(笑)まさか先生本人だなんて・・・。」

と言われます(笑)


まず、3階から降りるに降りれない、痛すぎて。

でも、優月や麟太郎が半泣きになってるし、旦那に引きずり降ろしてもらい階下まで。

救急隊員の人に、このシート乗れる?とか聞かれて、即座に首を横にふる。

吐き気がひどく、吐き慣れてない私にはかなり苦痛の嘔吐。

でも、起きぬけなんで、出てくるもんなんか、全くない。

救急隊員の人に、「飲むもの下さい」と言い、旦那が水をくんできてくれた。

ひとしきり吐いたら、少しマシになった。

が、旦那や救急隊員の人が「大丈夫か?」とか「こっちまで来れるか?」とか問いかけてくれるんだけど、

私の口から出るのは、

ふぬ~~~~~~

とか

あががががががががが

とか

うううう

とか、とにかく喋れない。

シートに乗せられ、救急車に乗る時も、あまりの痛さに、横にもなれず、かといって、座るなんて全くできず、あまりの痛さに意識も遠ざかり、


私の頭の中には

「茎念転」

の文字が。

しかも、吐いたからか、胃まで激痛が走り、もしかして、胃潰瘍?とか考えながら、救急車に揺られた。

途中、救急隊員の人が、「住所は?」とか「電話番号は?」とか聞いてくるけど、喋れないくらい痛いどころか、痛すぎて過呼吸になって手足痺れてるくらいやのに、マジで


やめてくれっ!

無理!!

と思った。

病院に着いても、内診台に移動することすらできず、ストレッチャーのまま診察。


このまま検査という先生の腕をガシッと掴み、ものすごい力をふりしぼって


「痛み止め・・・・・ください・・・・」

とだけ言い、とりあえず鎮痛剤を入れてもらった。

MRIを撮るというので、じっとしてる自信がないと先生に訴えてみたが、鎮痛剤がもうすぐ効いてくるから大丈夫だと、レントゲン室へ運ばれる。


案の定、ストレッチャーをまた移動せなあかんし、足をできるだけ伸ばせと言う。

そんなこんなで、やや閉所恐怖症の私が、呼吸おかしいままMRIなんか入ったら、えらいことになるやんっ!と心で叫びながら、撮影開始。


すると、ようやく鎮痛剤が効いてきた。


激痛が走り、鎮痛剤が効くまでの間は1時間30分ほど。

ようやく地獄から解放された私は、自分の脂汗の量にびっくり(οдО;)

ストレッチャーもシーツもびしょびしょだった。


結果、いつもの卵巣チョコレート膿腫が育ち、6cmになって、排卵した時に癒着部分が引っ張られたみたい。

そして、腹腔鏡?かなんか分からんけど、小さい穴開けて、膿腫を取って、癒着を剥がす手術をすることになったのでした。

全身麻酔で。


帝王切開もしたことないのに、怖すぎますっ(>_<)


で、病室にうつる状態になった時にふと思い出した。

仕事!!!!


先生に一筆を書いて(何がおきても責任を追求しませんと)、一旦帰宅し、出張先の幼稚園や、ダンスの講師、アシスタント、英会話の外国人講師に電話をかけまくり事情を説明。

とりあえず1週間分の資料や教材を揃え、入院しに戻りました。


翌日の13:30に歩いて手術室に入り、手術台に乗り、もうドッキドキ(*_*)

興奮か緊張かしらんけど、呼吸は早くなるわ、脈拍早くなるわ(笑)

看護師さんが「緊張してます?大丈夫ですからね~。」と優しく手をぎゅっと握ってくれた(*^□^*)

ほっとした次の瞬間、麻酔入れますね~という言葉と共に、瞼が勝手に閉じていった…。


トントントンと肩を叩かれ、名前を呼ばれ、目を開けたら、手術が終わってた。

時間を聞いたら16:30。

あ…、旦那はもう仕事に行ったな…


これが手術後初めて考えたこと(笑)


手術室を出て、個室に移動。

しばらくしてすぐお姑さんが来てくれました。

ゆづもりんも、おじいちゃんとおじちゃんに連れてきてもらって、無事対面。


ぼんやりとした状態から、覚醒してくると共に、あちこちに管やら線やらでつながってるのが、たまらなくうっとうしい。


寝返り1つうつのにも必死。

痛み止めは、一回目は座薬、二回目は肩に筋肉注射。

結局2時間おきに起きて、寝苦しい夜を過ごした。


今朝、先生に導尿抜いて下さいと直談判したら、あっさりとOK!


なのに、看護師に言ったら、「わかりました~」って言ったっきり来ない。


ナースコールを探したら、ベッドを起こされてたので、手が届かない所に
( ̄□ ̄;)!!


なめてんのかって、かなり切れ味でナースコール取って(傷口ねじりながら)ナースコール押してもこない。


もう、切れるで!!

っていう手前でようやく「遅くなってすみませ~ん」と、今までやりとりしてた看護師とは別の人が来た。


うっ…


この人悪くないから文句も言われへんやん…


早く抜いてもらわれへんから怒ってたんじゃないのよね~。

「わかりました~」とか言いながら、ほったらかしやからムカついたのよ。


無理なら今は忙しいので、9時に来ますとか、あと20分待ってくださいとか言い方あるやん?


返事だけしてたらいいわ~みたいなんが、めちゃめちゃ腹立ったのです。


ま、そんなこんなで、痛いながらも散歩散歩で、ちっともゆっくりできない入院生活でした(笑)


おかしいなぁ、みんな、これを与えられた休みと思って、ゆっくり寝てねと言われたのに(笑)(笑)(笑)


今回の入院中、なんと旦那が掃除と洗濯までしてくれました!!


何がびっくりってこれが1番びっくり(*^□^*)


でも、嬉しかった~。


というわけで、腹腔鏡でしたので、傷口は2cmの切開と5mmの穴で済んだ私です。やっぱり不死身(笑)


摘出した卵巣を見たら、表はきれいな白色だったのに、裏は剥がしたからズタズタになってました。

6.8cmやったから腹腔鏡で済んだけど、7cm越えたら開腹やったらしい。


ギリギリセーフ。

私の人生いつもギリギリセーフ(笑)

ということで、内臓一個取れば旦那も変わるということが分かった事件でした。


次回、~メルカゾール卒業!~