そしていよいよ瑞牆山へ
駐車場に入った頃から、雨脚が強くなってきまして、空もどんよりと暗く…。
数分うじうじ迷ってから、気合を入れて準備開始。ちゃんとした山装備持ってないので、イオンで買った安っい防水パーカーと普通の雨合羽を重ね着して、出発
ちょとでも危なそうと思ったら、引き返す心算もしておきました。
重ね着してても容赦無く下着に染み込んでくるくらいの雨量で、大変ではあったんですが、獣医師であり優れたヨギでもある森井啓二先生の御本を思い出して、「雨に降られてる」意識を捨てて、水と樹々のエレメントを全身で感じるようにしたら、無心で淡々と歩を進められる境地になるんですよね。
静か〜に充足感に浸って位るイメージ
で、ちょっと休憩したらまた「雨か〜」の意識が戻るという
割れた巨岩「桃太郎岩」を過ぎると、一気に巨岩が増えて道も険しくなるのですが、変化があって面白くて全然疲れは感じない。
桃太郎岩さん
とっても気になるミズナラさんを見つけて、根元の岩に座って瞑想したり
雨はどんどん強まって、だんだん面白くなってきて、一人森井啓二ごっことか始めて、岩の上に立ってめちゃ男前の顔してポーズつけたり
いきなり現れた大ヤスリ岩の威容に感動して。
濃密な霧を纏うその姿は、観音さまのように感じられました。
山頂付近になると、雨は止んできたのですが、代わりに風が強くなってきて、山肌を物凄いスピードで霞が吹き上げて行って。
美しさに圧倒されながら
水のエレメント
風のエレメント
地のエレメント
空のエレメント
を感じ取ろうとしておりました。
そして、ほぼコースタイムの3時間ほどで山頂到着〜
広がるはずの絶景はホワイトアウトして何も見えね〜
でも山肌を吹き上げてくる霞は顔にピチピチ当たって気持ちよくって、水と風にしっかり禊いでいただけました。
山頂部、寒かったけれど、シャツを着込んでからゆっくり瞑想して、持ってきてたアンパンを頂きました
下りの行程は雨も止んでたので楽しむ余裕もあって、あちこちで写真も撮りつつ。
ただ登山道はほとんど川みたいになってて、時々冷やっとしたりも
桃太郎岩さん、横から回り込んで登れたので、しばらく座って和ませてもらいました。でも割れ目を覗き込んだらめちゃ怖かった💦
ここは展望スポットで、通常は瑞牆山の麗姿が拝めるようですね。
有名なシャクナゲは蕾が膨らんできていて、所々で綺麗な花を見せてくれてました。
もうほとんど禊とか修行みたいな登山になりましたが、感動は大きかったし、得難い貴重な経験でしたね。お護りいただけたガイドの皆さん、ありがとうございました
熊注意💦
帰りに気づいた
瑞牆山からの帰路にあります増富温泉でゆっくり疲れを癒してから、やつはの登山合宿で知り合った方がやってらっしゃるペンション「るいーだ」へ 暖かく迎えてもらえました
お勧めの山城屋さんで夕食を食べて、部屋でゆっくりしてたら早々に寝落ち 良き1日でした。