えと、いちおこっちもちゃんと持ってます的な…
コンプではないですね
あともう一種類くらい文庫出てるはずですし、全集とかコンビニ文庫は買ってません。
サンデーコミックス版、デザインすごく良いですよね💕
文庫版とか、ミドル世代はもう細かすぎて読めやしねえ…
そういった意味での『完全版』かよ
本題
小説版幻魔が、コミック版から大きく分岐するのは「ニューヨーク暴動」の後で、いわゆる「4巻以降」、平井和正自身のPDF版著者コメントに拠れば、サメディ、ゾンビの小幻魔コンビを襲う〈落雷〉が、世界が分岐(言霊が変換)した合図だったようです。
ニューヨークでの一幕の後、コミック版では、メインキャラの、丈、ベガ、ルナ王女、サンボ(ソニー)が四人とも丈の家を訪れ、以降、東京が主な舞台になります。
ニューヨークではギリOKだったベガが、日本家屋の中に居るとすっかり浮いてしまうのが面白い
スパーダーマンのヴィランが秋葉原に立つと、軽くお笑い入っちゃうみたいな?
(違います)
幻魔の攻勢は早くて執拗で、ついに三千子姉さまが亡くなってしまう……。
姉さまは世界の地母神ですから、彼女の不在は、丈の魂だけではなく、そのまま世界に亀裂をもたらすことになる。
この“喪失”の余波は小説版にも続いていて、当人たちだけではなく、世界そのものが三千子の“夭折の予感”を秘めているようでした。
戦いの影響でルナ王女が超能力を失い、前線を退き、地球の超能力者集団のリーダーは、あの放送禁止用語で形容されがちな、ドク・タイガーマンさまに
この禁止用語おじさん、『真幻魔』では申し訳程度の超能力だったのが、コミックでは四次元移行もできるしサイコキネシスもテレパシーも使えるし、なかなかの能力者なんですね。
2019年『完全版』掲載の、平井和正による最初期の企画書にも、「人類を裏切る野望家」として彼の名前がすでにあって、そう見えないけど幻魔サーガを構成する重要なファクターなんですね。もしかしたら、「タイガー」だけに、虎男ひらりん的な狂言回しの要素もあるのかも。
確かに、タイガーマンの強烈な揺さぶりにあって、苦しみながらも丈は成長します。放送禁止用語でばしばしディスってくるし(^_^;; それ、今言うたらあかんよ 連載終わるよ
そうか、ターガーマンへの怒りに打ち震える丈が、あんなにカッコ良く思えたのは、脱皮する瞬間だったからなのか。強烈な毒に触れることで、さらに強烈な毒への耐性をつけてる。
彼、『真幻魔』ではリア王女を鍛えてくれるしね
そして、コミック幻魔で、はっきり丈のメンターとして現れるのが、フロイ!!
あのフロイが古参の超能力戦士として丈を鍛えるとか、最強の布陣やないっすか!!
続きまっす