丸2時間かけてお参りを済ませ、次に目指すは播州 清水寺。
週刊予報が悪かったので、ぜんぜん期待していなかったんですが、この日は本当に素晴らしいお天気に恵まれました。とくに午前中は、雲一つないくらいの青空。暖かくって眠くならないように、たまに頬をはたきながらドライブ。
途中、佐保神社というお宮がすっごく気になってお参り。高台にあって見晴らしの良い、とっても清々しい雰囲気かつご神気の濃い神社でした。この辺りの「社」という地名はこちらからきているそうです。ご祭神は天児屋根命他三柱。※後注 天児屋根命はとても所縁を感じる神様です。
町中を抜けて、見えてくる山々は、所々が鮮やかに紅葉してすっごく奇麗で、車停めてずっと眺めていたいくらいでした。そういえば秋が一番好きだったわたくしですが、最近すっかり「キュン」ってくる感覚を忘れとりました(^_^)。久しぶりに感じた秋のキュン。
国道を逸れて山道に入り、入山料を払って山中へ。景色を楽しみながらくねり道を上ってゆくと、ほどなく清水寺に到着です。一乗寺から1時間20分ほど所要。
朱が鮮やかな山門を潜り、参道は左手に。石南花や紫陽花が植えられている道を通りますが、今の時季は勿論紅葉です。山上なので少し遅いかなという感じでしたが、それでも十分奇麗でした。
手水を使って、本堂である大講堂の写真を撮っておりましたら、うわっ、また来ました団体さん……。先に、ガイドの方が御朱印帳を詰め込んだバッグを背負って歩いて来られます。
まずいっ! と、慌てて堂内の納経所に向かいますが、先着のガイドさん二人が既に御朱印帳を山のように積み上げてはりました……(-_-;;。どうも一乗寺でもお逢いした方々のようで。
しょうがないので、先に境内を散策することに。やるせない思いでお堂を出ると、「嫌がるから相見えるのですよ」ってふと感じました(^_^)。
薬師堂
大講堂
すこし上った辺りにある地蔵堂のお地蔵さま、とっても奇麗でした。昭和仏さまらしいですが、もろ肌脱ぎで赤子を抱えた独特のお姿。
その上の根本中堂の十一面観音さまは、秘仏で数十年に一度の公開だということ。
根本中堂
※2017年11月の、その十一面観音様公開時のレポです↓(軽く得意げ)
https://ameblo.jp/tender-blue/entry-12332435380.html
ゆっくりお参りし、写真を撮って本堂に戻りますと、もう団体さんは去られた後でした。御朱印をいただいて、貸し切りの状態でしばらく外に正座して拝んでから、ご内陣に。こちらは、基本「見て下さい」的なお寺でして、結縁御開帳ではない時季も扉は開かれていて、内陣もセルフで100円を箱に入れる形式になっておりました。
御本尊は、等身大より少し大きいくらいの千手観音さま坐像。この方も昭和仏さまなので、まだお身体の金箔が美しいです。青い頭髪がお肩に広がる様子も奇麗。
典型的なお姿なので、見ているとすごく落ち着きますね。脇侍は、青い毘沙門さまと白いお地蔵さま。こちらも顔料が鮮やかに残っております。
ゆっくり堪能して、お堂を退出。手水舍横の薬師堂の薬師さまと、十二支の顔をした十二神将さまも、とても愛らしかったです。
山門の手前の土産物屋の屋上が展望所になっておりましたので、のぼって遠方を眺めました。山並みの奥に白く霞む瀬戸内海が見えて、すっごく奇麗でした。
※すいません、ええ感じに順にアップしておりますが、これがその展望所からの風景からどうかは忘れてしまっております…。ご了承くださいませ。m(_ _)m
続きまっす