すいません、ちょっと油断したら間空いちゃいました……。
もう一月以上前ですが、ふと時間が空いたので『かぐや姫の物語』を観てきました。
こまかい設定や描写に関しては、いくつか納得できない箇所があるものの、パステルカラーを基調とする美術が想像を遥かに超える美しさで、平安時代の日本の美を心の奥底で懐かしんでる……ような気が致しました。この映画を観て、思わず涙を流してしまったと、幾人かがおっしゃってましたが、月世界と平安世界と、二重の意味の郷愁を感じるのかも知れないですね。
個人的に、最も心を惹かれたのが、まだ赤子のかぐや姫が、竹取りの翁の家で無邪気に遊ぶシーン。あの必要最小限の物しかない、ほとんど何もないといって良い空間に全てがあって、満ち足りてて、なんて幸せそうなんやろうって。
翻って我が身辺を見てみますれば、言うまでもなく物に溢れていて、それでも満ち足りることなく欲しい、欲しいって思って。
先日のクリスマス、我が最愛の甥っ子たちも、プレゼント一杯いっぱいもらってご機嫌でしたが、でもあれってメディアの洗脳なんやなあって、最近ひしひし感じてまして。
テレビでは番組と連動した商品をばんばん宣伝して、いわゆるテレビ雑誌も物欲(と攻撃欲)を刺激する記事ばっかりで。夢中になって遊んでいたはずのおもちゃも、新番組が放送されると見向きもしなくなって、新しいおもちゃが欲しい欲しい……
子供らなんか、何もなければないで、自分らで工夫してどんどん遊びを見つけるのに、四歳になったばかりの甥がiPadでYouTubeのおもちゃ投稿夢中で眺めてる姿って、悲しい通り越して真剣に世を儚んでしまいますよね。
……と「ちょっとええ」記事を書いておいて何なんですが、最近のワタクシはかなりの物欲期に入ってしまってまして(^_^;;、本やらCDやらちょっとええシャンプーやらカードで買いまくり。今週とかは近所のスーパーの特売デーだったんで、眼を輝かせてあれこれ買いまくってしまって。
特にはまり道なのがキョウリュウジャーの獣電池集めで、連日オークションで落札しまくり。さっきもおもわず「入札」ボタンをぽちっと押しそうになって、「せっかくの満月に何してんねん」って真面目に反省して、思いとどまりました……。
これって洗脳なんでしょうか、それとも魂が求めてるんでしょうか(^_^)。
キョウリュウジャー物欲に関しては、また書きたいと思います。
映画楽しみ。