京都春見仏1 革堂行願寺 | 平井部

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神社仏閣巡りレポ
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 そんなこんなで、こっそり西国三十三所巡礼レポを再会します(^_^)。

 震災のショックで中断してしまったのがもう2年前で、実際お参りしたのは3~4年前とかですので、かなりの「今さら」感は否めないものの、途中で放置しておくのも悔しいので完遂致しますね。


 今までアップしましたお寺を巡り順に列記しますと


第一番:青岸渡寺
第十一番:上醍醐 准胝堂
第二番:紀三井寺
第十六番:清水寺
第九番:興福寺 南円堂
第三番:粉川寺
第四番:施福地
第十五番:今熊野観音寺
第十七番:六波羅蜜寺
第二十七番:圓教寺
第二十三番:勝尾寺
第三十三番:華厳寺




 の十二寺で、番外合わせた総数のちょうど1/3ですね。


 2009年3月27日の見仏から再スタート。
 もう季節感とかは言うてられませんので(^_^;;、ひとつご容赦を。




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 3月27日、京都市内まで、春見仏に行ってまいりました。

 京阪電車に揺られて丸太町まで。今日は真冬のような寒さで、季節感を無視して、マフラーした上にダウンジャケットを着込んで行きました。天気も薄曇りで、心浮き立つというにはほど遠い気分。


 駅を出て、散歩がてら、目指すお寺とは反対の、聖護院方面に向かいました。名前は有名なのに、初めて来る地域。京大病院や、聖護院八つ橋のお店。かろうじて残る、京の町家の風景。

 見えて来た聖護院門跡は、お寺というよりも宿坊といった雰囲気の濃い、建物でありました。こちらは、修験道のお寺で、最盛期には全国に二万の末寺を抱える、一大修験集団のトップであったとか……。ゆえに、お不動さんとか蔵王権現とか小角さんとかの格好イイ仏像をいっぱい持ってはるらしいんですが、あまり気軽に拝観をお願いできるような雰囲気ではなく、今日は諦めることに。(後でHPを調べましたら、やはり出来たら予約して頂きたいとの由。)


 門を潜ってすぐのしだれ桜が満開でしたので、帰る前に写真に撮らせていただきました。


$ときめき神仏巡礼記


$ときめき神仏巡礼記





 北山から下ってくる風を胸いっぱいに吸い込みつつ鴨川を渡り、なんの気なしに寺町通りを左折し、下御霊神社にお参りし、またなんの気なしに進むと、いきなりありました、目指す西国十九番札所 革堂行願寺(^_^)。表示もなにもないんですね。


$ときめき神仏巡礼記



 とても小さいお寺で、西国三十三霊場の札所とは、言ってもらわないと分らないくらいの感じなんですが(^_^)、さすがに本堂は重厚な感じが致しました。


$ときめき神仏巡礼記




 平日だし、すいているやろうという期待に反して、かなりの込み具合。納経所には列ができていて、内陣はおそらく三十三箇所ツアーの方々と思える団体で埋まっています。三十三カ所巡り、主におじいおばあ世代で流行ってるみたいですねえ。どこに行っても、ツアーの団体さんを見かけます。

 人が引くまで、しばし写真を撮ったりしつつ。境内には、七福神、お地蔵さん、百体地蔵さん、お不動さん、弁天さま、などが祀られた小さなお堂があり、それぞれゆっくりお参りして回りました。


 折を見て、御朱印をいただいてから、靴を脱いで内陣に。
 ご本尊の千手観音菩薩さま、いらっしゃいます。御開帳はされているんですが、御簾の内部に幕がかかっていて、はっきりお姿を拝することはできません。ふっくらしたほっぺの様子と、美しい衣の波模様。玉眼が入っているのか、正面に座ると、ちょうど二つの瞳がきらっと光って見えます。

 しばし、お祈り。


 御簾の扉の右側に、おそらく御前立ちさまであろう十一面千手さまがいらっしゃいました。
 そしてお堂の右隅には、巨大な花山法皇さんの像が……。かなり迫力ありでした。

 花山法皇とは、西国三十三所の中興の祖とされている方ですね。


$ときめき神仏巡礼記

 十一面観音さま御影


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 行願寺ご朱印






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 以下、後注なんですが、この時のレポ、疲れてたのか、かなりあっさり目ですね(^_^)。記憶によると、こちらのご本尊さま、だいたい人間比等身大のお姿だったと思います。年に一度、御開帳されるようですから、ぜひまたお逢いしたいです。


 続きまっす