次は、国道24号線の東側にあります、葛城御歳神社にお参り。こちらも古代から鴨族が祀っていた神社で、高鴨の「上鴨」に対して「中鴨社」とも呼ばれるそうです。
細い路地を抜けてゆくと、突き当たりに濃緑の鎮守の森が広がっていて。
神社の後ろにあります御歳山はご神体になってまして、太古には山中にいくつか存在するという磐座で、祭祀が行われていたとのことです。

拝殿。
写真少なくってすいません。
御祭神は、御歳神(みとしのかみ)さまで、農業神、五穀豊穣の神、万物育成の神として信仰されているそうです。年始にお祀りする「年神さま」はこちらの神様で、「お年玉」の起源もこちらにあるのだとか(^_^)。
こちらの背面のお山に大穴持神社がありまして、この後行ってみて残念ながら辿り着けなかったんですけれど、両者を繋ぐ尾根筋の道があったそうなんです。大穴持神社側の唐笠山頂の磐座には、十一面観音さまが彫られていたりするようで。
後からいろいろ調べていたら、またお参りしたくなってしまいました(^_^)。これは行かねば。
ご朱印は、鳥居左横のお家でいただけました。
稲穂の朱印が奇麗でした。
一の鳥居の辺りから、雄大な金剛山が望めて、しばし車を停めてゆっくり眺めてしまいました。

胸がきゅんとするような郷愁も感じて。
やっぱこの辺り、めっちゃ好きですかも(^_^)。
最後に、御所駅近くの24号線沿いにあります、鴨都波神社(下鴨社)へ。こちらは、24号線を通る度に気になっていたんですが、駐車場が国道沿いにない為、スルーしておりました。
今回、国道の反対側にまわってみると、ちゃんと駐車場もありまして、無事駐車。
樹々に囲まれた境内に踏み入りますと、社殿右側のご神木が眼に留まります。

こちらのご祭神は「積羽八重事代主命」(つわやえことしろぬしのみこと)さま。大国主の息子さんで、一般的には「えびす神」として知られる神様だそうです。
すぐ横が国道であることを感じさせないくらいに、境内はしんと静まってました。
心地良い摂社にもゆっくりお参り。
この近くには、役の小角さんの生誕の地とされる吉祥草寺もあるのですが、今回はスルーでした。
ゆっくり葛城の地を詣でてみて、平安京の遥か以前から、有力豪族によって治められてた地域なんやなっていうことが、なんとなく感じられましたですね。
今回のお参りで、去年のGW、三峰神社から始めたご朱印帳がめでたく完了しまして(^_^)、いろいろな意味で新たにスタートなんやなって、心を引き締め直しました。