今日は祇園祭のクライマックス、山鉾巡行を鑑賞しに行ってきました。
正直、今まで祇園祭ってほとんど興味なくって、この暑いなかよう行くわ……くらいの冷めた思いしかなかったんですけれど、いろんな事知ってから実際に観てみると、やっぱり興味湧いてくるものですね。今日もすごいわくわく(^_^)。
京都駅からの地下鉄は、思ったほど混んでなかったです。
9時すぎに、巡行の出発地点である四条烏丸に行ってみましたら、もうスタートしてまして、8番目の蟷螂山がスタンバイしてました。

巡行コースは、ここから四条通りを東に進むのですが、ぼくは反対側、西方向に向かいます。この時間に散策しますと、各山鉾町で待機している山や鉾が動き出す瞬間を、間近で眺めることができるんです。
四条通りで順番を待つ、鉾。


細い室町通りを北に向かうと、来ました来ました! でっかい菊水鉾が!!




で、でかっ。
重量10トンを超えるという巨大な木造物体が、ぎしぎし音をたてながら目の前を通り過ぎてゆきます。初めて知ったんですが、微妙な進路調節をする時は、長いクサビみたいな物を車輪に噛ませるんですね。その度に「ぎしっ!」ってすごい音が響いて(^_^)。
四条通りに出たところで、辻回しも見られました。
ちなみに、菊水鉾の前懸は、去年新調された「えびす神と大黒天」です(^_^)。めでたいめでたい。
もう少し北に進んでから、一本西の新町通りに出てみます。
ををっ、こちらでは北観音山がっ!!
音頭取りさんの勇壮なかけ声に次いで、若い衆たちが雄叫びを上げて、ぎしぎし山が動きだすと、思わず見物人から拍手が起こります。


これは後ろ向きに四条通りに出て行くところですね。
北観音山の音頭取りのお二人、声も立ち居振る舞いも、めっちゃ凛々しかったですね。
この山には、楊柳(ようりゅう)観音さまと韋駄天さまが安置されています。ぼんやりお顔、拝することができました。
もう一度室町通りに戻って、一番北にありますお目当てのあの山に(^_^)。

役行者山~!!! かっけ~!!
アップ。

さらにアップ!!

小角さんの前の二人は、前鬼後鬼かと思いきや、一言主神と葛城神なんだそうです。
胴懸(側部)のアップ。龍の織物かっけ~!

山を鑑賞しながら、動き出すまでしばらく待機。
この辺りの比較的小さな山は、三条通りを烏丸通りに抜けてから、南下してゆきました。烏丸通り、通行止めになることなく、今日も普通に車が走ってましたので、ちょっとびっくりでした。
三条通りを西に。

ちなみに、この辺りは電線が低いみたいでして、ひっかかる時は小さいサスマタみたいなもので電線を押し上げてから通っておりました(^_^)。これは黒主山です。

続きまっす