今日は今までの半期頑張ってきた(?)自分にごほうびということで(^_^)、ふと思い立って薬師寺にお参りしてきました。
薬師寺といえば、押しも押されもしない奈良の超有名スポットですが、見仏の道に入ってからは実はお参りしたことなかったのでした。「行こう」ってふと決心したら、もうあのお薬師さまに逢いたい衝動で胸が一杯になってしまいました。
青空が広がる晴天の中、最近ブームのケラケラ“スターラブレイション”を鳴らしながらドライブ。いやが上にも漲ってきますね。
国道24号線を下ってますと、奈良市街の高架の上から、薬師寺の塔って見えてるんですね。田園風景の中にぽつんと双つの塔が建っている様子、不思議と郷愁をそそられます。
表示に沿って難なく辿り着き、駐車場に車をパーク。
徒歩で少し引き返して、薬師寺の遠景を眺めました。現在、東塔が解体修理中の為、足場にすっぽり覆われてしまってますね。

参道を歩いてゆきますと、八幡さまやお稲荷さまがあって、そちらにもお参り。

八幡宮。
南門を潜って受付を済ますと、あらっ、横幅の広い朱塗りの中門の奥に、金堂の中におわすお薬師さまのお姿が既にちらちら見えます。な、なんて優しいオーラ……。
あえて気にしないようにして、先に建物群を鑑賞。

中門と、解体修理中の東塔。
色鮮やかな二天は、平成のお産まれだそうです。

ご本尊のおわす金堂。

金堂と東塔。
この左側には、昭和56年に復興された美しい西塔がありまして、ザ・薬師寺な光景を当然お届けすべきなのですが、す、すいませン……、カメラのバッテリー切れで、撮影することができませんでした……(恥)。
「パシャッ」でも、わたしの心の印画紙に、しっかり収めることができましたよ。(by 金八先生)
そしていよいよ金堂内部に。
き、期待値を遥かに上回る……。
仏像にアンテナ張っていれば、この薬師三尊のお姿はいろんなところで見かけるんですけれども、実物の美と優しさのオーラは素晴らしいです……。
しっとり優雅に端座する薬師さまの両脇に、シンメトリーなお姿の日光月光菩薩さま。
完璧、ですね。
気温は30度に近いものの、湿気がないので涼しいくらいで、堂内を吹き抜ける風が本当に心地よくって……。
ぼくは月光さまのお姿に一番惹かれましたかも。日光さまよりもほんわりふくよかで、厳しさと優しさが混在する面差し。
向かって、左下から眺めるお顔が最も良いですね。薬師さまも月光さまも、にっこり微笑んでらっしゃるように見えて。
金堂でかなり長い時間を過ごしてから、大講堂の仏像群を見て、授与所で月光さまと聖観音さまの絵はがきをゲットして。昨日6月30日まで、玄奘三蔵院伽藍も公開してたみたいなんですけれども、まあそれはまたの機会に。
ちょうどその頃合いに、金堂に団体さんが入ってお坊さんの法話が始まりましたので、ぼくも端で聞かせていただきました(^_^)。面白かったです。
最後に、聖観音さまがいらっしゃるという、東院堂にいきましたら、何やら足場と金枠が組まれて、配送業者と思しき人たちが多数作業してらっしゃいます。すわ、もしかしてこれから旅立ち? って思いきや、なんと石川県の薬師寺展に出向いてらして、まさに今、帰って来られたばかりだそうで。
まだ段ボールや布団などの養生が残る堂内にて、聖観音さまにご対面。
ほぼ人間比等身大のお姿。観音寺の十一面さまに通じる若々しいお顔。
奇麗……。な、なんて奇麗……。
ちょっとおきゃんな左手が、イサムちゃんを想わせます(^_^)。
マイ・フェイバリット仏さま追加、ですね。
薬師寺のすぐ北側には、これも有名な唐招提寺があるのですが、どうせなら鑑真さんにお逢いしたいし、なにより今日はもう十分満足してしまったので、お参りしませんでした。
車で出発して、今日はファーストデーということで、映画『アフター・アース』を鑑賞したり、あれこれ買い物したりで。映画の感想はまた別に書きたいと思います。ジェイデン・スミスってほんまええ俳優ですね。
自分慰撫な一日、すっかり満喫!
明日からまた頑張りましょう~。