5月の2、3、4日、東京中心に西から東へかなり広範囲で(^_^)、旅してまいりました。
今回の主な目的は、ブロとものjoeさんが企画された三峰奥宮参拝に参加させていただくことです。なにせ遠方なので、初めはすっかり諦めていたんですけれども、別の友人宅に泊まらせていただけるとのことで、一気に心は参加方向に動き出して(^_^)。父の入院やらいろいろありまして、参加が確定したのは出発の三日前という慌ただしさでした。
1日の夜、高速バスで出発。
3列シートとはいえ、窮屈だしあまり奇麗でもありませんでしたが、まあ充分うつらうつらはできました。
2日の朝7時すぎ、予定より少し早く新宿西口着。いくつか見慣れぬビルも建ってましたが、基本的には学生時代、写真資材を買い出しに来てた頃と雰囲気変わってませんね。
そぼ降る雨。予想していたとはいえ、ちょっとテンションも下がり気味。
荷物を京王線の方のロッカーに入れて、まず山手線で上野まで。山手線懐かしい……。高田馬場なんかぜんぜん変わってなくって笑えるくらいでした(^_^)。
これも懐かしい上野で、西郷さんにご挨拶してから、京成電車に乗車。下町を抜けて成田方面へゆく電車ですね。これに乗って何度柴又まで行ったことか(^_^)。
上野。めちゃ趣のある松竹デパート

西郷さん

上野を出てしばらくは、灰色の街並の奥にスカイツリーが見えていて、旅気分を高めてくれました。
まず目指しますのは、千葉の成田市にあります麻賀多神社。こちらの末社、天之日津久神社で、かの岡本天明に初めて日月神示が降りたという故事がある場所です。
http://www.makata-jinja.com/
http://www.genbu.net/data/simofusa/makata_title.htm
途中からほぼ田んぼばかりになったのどかすぎる車窓の風景に驚きつつ(^_^)、京成成田の二つ手前の宗吾参道駅で下車。あ、あら、こちらもほんまになんにもない場所で……。アセロラドリンクを飲んで気合いを入れ直してから、てくてくと出発。
この辺りは「宗吾霊堂」の参道になっておりますようで、あちこちに由来の書かれた看板がありまして。なにか霊廟みたいなものかな? って思っておりましたら、立派なお寺が建っておりまして、お参りしてみることに。

http://www17.ocn.ne.jp/~sougorei/
ご本尊は、佐倉宗吾さんという実在の人物で、重税に苦しむ農民の為に、御法度である直訴をして処刑になった方なんだそうです。お寺のご本尊になるくらいですから、さぞかし人望があったんでしょうねえ。
受付に声をかけてから、昇殿させていただき。
すいません、この時見仏ノートを所持していなくって、うろ覚えで申し訳ないのですが、中心のお厨子の向かって左側に大日如来さま、右側にお不動さまがいらしたと思います。お不動さまは、髪の毛の面積が少なくって、関西にはなかなかいらっしゃらない、ユーモラスなお顔をされてました。
順路にしたがって裏手に進みますと、あら、お厨子の後ろ側には、愛らしい大黒さまが祀られてまして(^_^)。思わず七福神祝詞を唱えてまいりました。
そこから、国道464を北に。この道、あまり人が歩くことを想定されてないみたいで、交通量は多くて怖いし、交差点にも横断歩道はないしで(^_^)、神社の垣根の赤色が見えてきた時には、心底ほっとしてしまいました。霊堂のお参りを含めてですが、駅から約50分ほど所要で、表示によると3キロ弱はあったようです。
さあ、麻賀多神社。あきらかに雰囲気の違う、神韻縹渺とした森に包まれていて。


樹々の間の石段を上り、本殿に参拝。
こちらのご本尊は稚産霊命(わかむすびのみこと)で、伊勢外宮の豊受姫命の親神さま。「幼いものを育て上げる」というご神徳があるのだそうです。

創始は、国造としてこの地に来た伊都許利命(イツコリノミコト)ですが、元々は日本武尊が東征の折、開いたという伝承があるそうです。この翌日お参りした三峰もそうですし、関東には日本武尊の伝説、多いみたいですね。
本殿向かって左奥に、東日本一という杉のご神木。


こ、こちらが清々しい……。
なんて素敵なご神木でしょう。すらっと上空まで伸びるお姿が凛々しくて清らかで、そばに居てるだけで心身浄化してくださりそうでした。
そして、右手奥には、小さな天之日津久神社が。
昔からなのか建て直されたのか、石造りの社殿になっております。
(画像アップは控えておきます。)
こちらに岡本天明さんがお参りされた光景に、想いをはせて。
境内には天明さんに関する記述は見当たりませんでしたが、やはり信仰は厚いようで、お供え物も、お参りする方も多かったです。
麻賀多神社、すっごく素敵な神域で、はるばるお参りした甲斐がありました。
続きまっす