春分 三輪明神参拝 | 平井部

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神社仏閣巡りレポ
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 結局寒空の下、展望台で1時間以上も過ごしてしまって、すっかり身体も冷えきってしまいました(^_^)。

 せっかくこの辺りまで来ましたので、まだ早くって拝観できないだろうとは思いつつ、近くの当麻寺(たいまでら)まで歩いてみることにしました。田園風景の中をとぼとぼと。お地蔵さまがあちこちにまつられていて、いくつかにお参りしつつ。
 途中、石光寺は、ちょうど梅の花が奇麗そうでしたが、やっぱり早すぎて拝観は無理でした。

 思っていたより距離があって後悔しつつ(^_^;;、20分弱で北門に到着。1.5キロくらいはあったかもしれません。当麻寺は駐車場が有料ですので、あわよくば公園から歩きでも……なんて思ったんですが、普通は無理な距離ですね。


 当麻寺は、境内自由な感じで、近隣の方は生活の通路としてどんどん通り過ぎてゆかれます(^_^)。この雰囲気すごく好きなんです。


ときめき見仏記-1



 当然ながらお堂は閉まっておりまして、写真だけ撮っておりましたら、なんど本堂が見てるまえでぎ~って開きはじめまして。もしやっ?! って一瞬喜ぶも、やっぱり拝観は9時からということで(^_^)。入堂はできましたので、参拝だけさせていただきました。


ときめき見仏記-2




 こちらはもともと役の小角が開いた聖地で、確か本堂には像もまつられていたと思います。ご本尊は、中将姫さまが感得された極楽浄土の曼荼羅ですね。金堂のヒゲの生えた四天王さまも、めっちゃシブいですし。そういえば、去年の秋に一言主神社の大銀杏にお参りした際も、気にはなりつつ来れなかったのでした。これは近々再訪せねばなりますまい!
 



 ふたかみ公園の駐車所に戻りますと、トレッキング目的と思われる方々で、かなり賑わっておりました。そらこの好天、心地よかったでしょう~。今日は展望台まででしたが、雄岳まで1時間弱くらいで登れるそうですので、こちらもぜひまた。



 それから、“初詣”ということで、大神神社(三輪明神)参拝です。

 大和盆地を西から東へ横断し(^_^)、40分ほどで到着。この日は講の大祭がありましたようで、かなり人出も多く、露店もいくつか出ておりました。


ときめき見仏記-1



 鳥居をくぐると、ふっと世界が変って、木漏れ日の中をゆっくり進んで。


ときめき見仏記-2


ときめき見仏記-3



 はあ、やっぱり三輪明神は心地良いです。
 ゆ~っくりお参りさせていただきました。


 おみくじは七番の吉でありました。


 ちょうど開館の時間にあたりまして、宝物館も拝観。
 こちらは大黒さまの神像が素晴らしいんですよね。平安時代の大国主の神像はスレンダーで、四天王みたいなシブいお顔に、烏帽子をかぶって、大きな袋を持ってらして、それが時代を下るごとに、お馴染みの大黒さまのまあるいお姿に変化してゆく様子がよく分かるんです。江戸時代の三面六臂の大黒さまめちゃ格好良いです。

 古事記1300年の記念企画展では、江戸時代の版で刷られた古事記、三輪明神縁起の巻物、国学者平田鉄胤の掛け軸、神剣、などが展示されてました。神剣は、直刀で、諸刃ではなく片刃なのが興味深かったです。


ときめき見仏記-宝物



 それから、三輪山の登り口にあります、狭井神社にお参り。
 こちらはご神水がいただけまして、境内もしっとりとしたお水のご神気に満ちています。この日は登山できませんでしたので、お山に向かって参拝。
 

ときめき見仏記-狭井神社



 少し歩いた展望所からは、さっきとは逆方面から、大和盆地一望~!


ときめき見仏記-1



 画像右奥のとんがり双つ山が二上山です。春分秋分は、この間に陽が沈んでゆくそうです。
 手前には耳成山、畝傍山が見えておりますね。



ときめき見仏記-2
 三輪山を仰いで。





 帰りに、感謝デーで賑わうイオンモールでちらっとお買い物してから、お昼過ぎには家に帰着。それでもう充分一日分以上動いた感じでしたが、甥の1号2号が預けられておりましたので、午後からも思いっきり遊んでしまいました(^_^)。


 そんな宇宙のお正月、とっても良い一日を過ごせてしまいました。
 この日の暁光、きっと忘れられないと思います。