夏の讃岐ツアー 3日目 善通寺 | 平井部

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 児島駅から再び電車に乗って四国方面へ。ホームにはアンパンマントロッコが停車していて、四国気分をもり立ててくれました(^_^)。

ときめき見仏記-電車



 瀬戸大橋を渡りながら見る車窓の風景は雨模様。灰色に煙る島々。これはこれで切なくって良いなあって思いました。戻って、また行っての行程でしたが、この瀬戸内を渡るルートは観光列車みたいで楽しいですし、なによりメイパパさんにお逢いできたので良かったですね。

ときめき見仏記-車窓




 1時すぎに善通寺駅に到着。帰りの電車は1時間に1本しかありませんので、ちゃんと時間を確認してから出発。目指す善通寺までは1キロほどありそうなので、ちょっとタイトかな?

 駅を出ますと、正面からお山に向かってまっすぐ道が伸びております。う~ん、かなりフォースのありそうな場所です。またお山の形がナイフみたいな独特なとがり方で(雨で画像なしですすいません)。

 雨の中、急ぎ足で歩き、道の突き当たりを右に折れますと、善通寺の南大門と五重の塔がもう見えておりました。所用20分ちょっとくらいでしたかね。

ときめき見仏記-塔門



 門を潜りますと、やっぱりなんとはなしに京都の東寺さんに雰囲気が似ておりますね。こちらは弘法大師空海さんの生誕の地。うちのお寺が東寺さんのすぐそばにありまして、幼時から通いなれておりますので、やっぱり御縁を感じてしまいますね。

ときめき見仏記-境内

ときめき見仏記-楠
大楠 雨を避けながらなので、ぎこちない写真になっとります…



 立派な楠やら五重の塔やらを鑑賞してから、まずは正面の金堂にお参り。
 入堂は無料のようで、わくわくしつつ。

ときめき見仏記-金堂


 はあっ……、丈六のお薬師さま……。
 ゆったり落ち着きオーラ。赤銅色のお肌が美しいです。

 江戸期にお産まれのようで、ちょっと中国風のお顔ですね。
 素敵な方でした。

 脇侍の十二神将などはいらっしゃらず、お堂のぐるりを大勢の羅漢さんが取り囲んでらっしゃいました。羅睺羅さん探してみたけど発見できず(^_^)。



 お堂を出て、釈迦堂のお釈迦さまにお参りしたり、神気ぴりぴりきます龍王社にお参りしたりしてから、少し離れた場所にあります御影堂の方に。こちらは、伽藍のある東院と誕生地である西院に分かれているのです。

ときめき見仏記-龍王
龍王社


 間を繋ぐ小径も、東寺の北門から続く参道に似ていて、すごく和んでしまいました。



 御影堂にお参りですが、こちらが戒壇めぐりと宝物館の入り口になります。
 すこし拝んでから、お堂の下部に潜ります戒壇めぐりへ。こちらは、ギミックありありな感じで(^_^)、真の暗闇の方が非日常を感じられて良いのに……って思いました。

 宝物館は渡り廊下を歩いて。かなり近代的な建物です。

 高野山のお不動さまの模刻など、ユニークな仏さまがたくさんいらっしゃいましたが、一番印象に残ったのは、毘沙門天と吉祥天ご夫妻の立像ですね。めっちゃ格好良かった……。
 東寺にも有名な兜跋毘沙門天さまがいらっしゃいますね。あの方は元々羅城門の上に祀られていたのだそうです。

ときめき見仏記-御影堂
御影堂




 御朱印をいただいて、東院に戻って、最後に雰囲気を味わってから、善通寺を後に。

 ぎりぎりながらも、少し時間がありそうでしたので、いくつかあったうどん屋さんの中から、こがね製麺さんへ。
 あ、こちら、店構えも店内の雰囲気も、マイ鬼太郎センサーに反応します。期待できそう!

 注文したのはぶっかけ温玉の冷や。

ときめき見仏記-温玉



 これが美味でしたっ!! この旅で一番!!

 もう一杯大盛りでいきたかったところですけれど、残念ながら時間が……。
 すっかり満足して、持ち帰り用の箱詰め買って帰りました(^_^)。

 けっこうな雨の中、小走りで駅に向かい、身体の前面はもうびしょびしょ。
 ロッカーから鞄を取り出して、ホームに辿り着くと同時に、電車が滑り込んできました(^_^)。


 帰りはスムーズに乗り継ぐことができ、善通寺から5時間ちょっとで帰り着くことができました。新快速ではずっと達サマの新譜“Ray Of Hope”を聴いておりました。濡れてる上に冷房が効いてて、ちょっと寒いくらい。

 盛り沢山の楽しい旅でしたけれど、でも同じくらい、一人旅の寂しさが身に染みてしまいました(^_^;;。もうええかなって感じなので、頑張って次のステップに進もうと思います。押忍!

 讃岐、素敵でした~。