愛宕山登山2 | 平井部

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 七合目を出て、さらに山道は続きます。

 何度か登ってますのに、行程の厳しさをすっかり忘れてしまっていて、リュックでなくショルダーバッグを持ってきてしまい(^_^;;、かなり辛い思いをしました。山ガールらしき人とも何度かすれ違い。ちゃんと装備をしてると、気分的にも楽しいんでしょうね。


ときめき見仏記-1

ときめき見仏記-2



 急勾配の先に、境内への入り口を示す黒門が見えてきた時には、さすがにほっと(^_^)。

$ときめき見仏記
黒門


 立て看板によると、かつては愛宕権現、または白雲寺といわれ、神仏習合の聖地として信仰を集めたそうなんですけれど、明治の神仏分離令でお寺としては廃絶になったのだとか。山だけに修験道の行場だったみたいで、あの役の小角も創建に関わってらっしゃるようです。
 元のご本尊の「将軍地蔵」さまは、大原野の金蔵寺に移られて、大切に護られているとのこと。これはぜひお逢いしてみたいかも。


ときめき見仏記-1

$ときめき見仏記

ときめき見仏記-2


 
 さらに登ると、左手に社務所、右手にベンチがいくつかある展望スペースがあります。飲み物の自販機があるのをまず確認しましたが(^_^)、休憩は後ですることにして、先に神社にお参りを。
 ここで2時前。わりとゆっくりペースでしたが、ぼくの足で2時間半かかってしまいました。


 そこからさらに石段をひと登りし、やっと愛宕神社の鳥居を潜ります。

ときめき見仏記-1

ときめき見仏記-2
最後のひと登り



 お参りする前に、手水舍の横にあった椅子に腰掛けて、息を整えて。

ときめき見仏記-本殿正面
本殿

ときめき見仏記-樹
本殿前の樹



 一礼して、本殿に入りますと、さっと雰囲気が変わります。
 ぴーんと静かにご神気が張りつめていて。

 木の素地のままの社殿は厳かで美しく。
 ゆっくりゆっくりお参り。

 左奥の、若宮と奥宮にも、ゆっくりお参りできました。

 しばらく本殿内のベンチに腰をかけて、ご神気に浸った後、集落用のお札を八十枚ほど購入致しました。はあ~、すっごく心地の良い神社でありました……。


 
 お参りの後は、お楽しみの休憩タイム。以前登った時に飲んだある飲み物が、めちゃくちゃ楽しみで(^_^)。

 サンガリアのひやしあめ~。

ときめき見仏記-1


 美味しいのに、なかなか売ってるところがなくって。今回もまだ自販機で販売してくれていたので、もう嬉々として。まあ200円という山上価格ではありましたけれど(^_^)。

 ベンチに座って、京都市内の絶景を眺めながら。
 ううう、甘味が疲れた身体に染み渡りまっす……。
 七合目で見た風景と、方角は一緒でしたが、やっぱり高度は増してるので、大文字山の奥、滋賀県の街までうっすら眺められましたです。

ときめき見仏記-22




 1時間ほど山上でゆっ~くり過ごしてから下山。
 所々で休憩しつつも快調に。

 上り口の「お助け水」に辿り着いた時は、もうほんまにお助けられる感じで(^_^)。飲み水としても、もうペットボトルの水がなくなってましたので、甘露この上なかったですが、汗を洗い流せることが何より嬉しくって。山上にはちゃんとした水場がありませんので、汗はタオルで拭うことしかできないんですよね。思うさま飲んで、洗って、水の有り難さをひしひし感じました。

 下りの行程は、1時間20分ほど。思いっきり膝は笑ってました(^_^)。


 駐車場に着きますと、父は自販機前のベンチに腰掛けて、係のおばさんとごきげんで話しをしていて(^_^;;。なんでも、五合目まではなんとか登って、一休みして下ってきたのだとか。せめて七合目まで登ったらええ景色見れたものを。まあ無事生還してくれて良かったです。

 
 久しぶりの愛宕山、かんなりしんどい思いを致しましたが、それ以上に気持ちよかったかも……。今日(14日)なんか35度超えの猛暑日で、いかにこの日天候に恵まれてたかって、しみじみ思います。
 この夏は、なぜか鞍馬、金比羅さん、愛宕さんと、山登りのお参りが続いてしまいました。それぞれ素晴らしかったです。


 さてこの月イチ愛宕詣で、住人の高齢化が進んでしまって(^_^)、どうもこれが最終になりそうだということ。まあうちも、今回はぼくが居なかったらお札もらえてない訳ですからね。しょうがないとはいえ、ちょっと残念かも。
 登ってから調べてみましたら、今まで登ってた表参道以外も、いろいろな登山ルートがあるらしく。はあ、なんか明日にでも登りたいかも(^_^)。ぜひまたお参りに行こうと思います!