永観堂で拝観時間の5時ぎりぎりまで境内を散策し、山門を出ますと、すごい、ライトアップ待ちのお客さんが既に長蛇の列でした(^_^)。
ライトアップは5時半からで、体力に余裕のある方はダブルヘッダーも可能ですね。夜は、諸堂全て拝観することはできないものの、みかえり阿弥陀さまにはお参りできるようです。
すっかり満足していて、そのまま帰るつもりだったんですが、もう暗くなった南禅寺の境内を歩いておりましたら、あら、なにやらライトアップされてる紅葉が。
釣られてよく見てみますと、南禅寺内の寺院の一つである天授庵の庭園が、ライトアップで拝観できるもよう。待ち時間も20分ほどでしたので、せっかくなんで観てみることに。こちらも列はできておりましたが、それほどでもなかったです。
寒い中、南禅寺の巨大な三門を見上げながら20分耐えて(^_^)、ようやく開門。
座敷に上がって、まず正面の間に通されますと、「わ~っ」という歓声が一気にあがるくらいの華々しい光景が、南から東方面に広がっています。


こちらは書院の南庭ですね。


次に、屋敷内を移動し、本堂前庭に。



盛りはかなり過ぎていたようですが、それでも幻想的な雰囲気は存分に味わえました。
本堂は横に三間ほどありまして、ふすま絵がいくつか鑑賞できました。ご本尊(?)は開山のお坊さんの木造で、公開はされておりませんでした。
以上、ちょっと贅沢な地元民の直行直帰参拝でしたが、『思いっきり京の東山を堪能!』なルートを書いてみますと……
朝イチで銀閣寺 ~ 哲学の道を下って(南下して)、法然院、安楽寺 ~ 白川通りを渡って、真如堂、金戒光明寺 ~ またちょっと東に戻って、永観堂 ~ 南禅寺山門 ~ 余裕があれば永観堂や天授庵のライトアップ鑑賞
……という感じでしょうか。
全部まわると、かなりお腹いっぱいになると思いますので(^_^)、お好みの場所をセレクトしつつ、という感じで。
これは有名な所ばかりで、ほんとうにひっそり、シーズンにだけ公開しているような庭園もあるみたいです。京都って、なにげにふと入ったところがなにげにすごかったりします。
東山は、西日が奇麗に当たりますので、夕方も紅葉がきらきらオレンジに輝いてお勧め。
反対に嵐山とか嵯峨野の方は、早く日が翳ってしまいますので、早い時間の方がお勧めです。
よかったら来年の参考にして下さいませ(^_^)。