早めに起きてゆっくり散策するつもりが、なんと2時間も寝坊してしまって(^_^;;、12時ちょっと前にやっと出発。疲れてるんやろか。

奈良駅で迎えてくれるせんとくん……。

笑顔なんだかなんなんだか……。
近鉄奈良駅から商店街を南に進み、もいちどの商店街をさらに進み。観光シーズンと修学旅行生が重なって、平日なのにかなりの人出でした。
見仏に入る前に、商店街を抜けてすぐにありますカレー屋さん「楽」でチキンカレーを。玄米のカレーって初体験でしたが、粒がぷちぷちしてすごい美味しかったです。


小径の突き当たる道路を渡った辺りが、「ならまち」と言われる地域です。
時間が遅かったので(^_^;;、ビーブッダさんなどいくつかお店をさ~っとだけ眺めて、まずは連城寺を目指します。住宅街の中をとぼとぼ。途中、「秘仏開扉 女人裸形阿弥陀仏」っていう手書きの看板がいくつも立てかけてあって面白かったです。

小さな山門を潜って、小さなお堂があって。


臨時の受付で拝観料を払って、テープでの説明が始まっているお堂に横手から入りますと……
すげ~っ、めっちゃ奇麗な阿弥陀さま……
観光パンフレットのお写真を見て、もっと小さな方を想像していたのに、(人間比)等身大よりちょっと大きいくらいの阿弥陀さまの立像が、お厨子に収まってらっしゃいます。
お顔はふっくら端正の美輪明宏さん風。お写真ではお肌の白さを頭髪の青さがはっきりしていましたが、ライトアップされた実物ではそんなに感じられませんでした。
頭髪は清涼寺のお釈迦さまと同じ、螺髪ではなく編み込んだ形。み手の縵網相(水かき状のもの)がすっごい柔らかそうで奇麗。こちらのみ手の「印」は、左右でお釈迦様と阿弥陀さまの両方を表しためずらしい形なんだそうです。
足下は、もくもくと湧き立つ白雲。
光背はありませんが、金箔が貼られた後面にうっすら円が描かれていて、正面から拝むと頭部の辺りがふわっと光っているように見えます。
脇侍として、右に観音菩薩さま、左に勢至菩薩さま。創られた年代は少し違うようなのですが、左右でポーズが対になって、すごい凛々しいお姿。
この阿弥陀さまは、はっきりと女人を表された珍しいもので、「女性でも救われる」ことを示すためにとくに女人として創られたのだそうです。
像は裸身で、下部にのみ袴を履いてらっしゃいます。袴は五十年に一度履き替えられるそうで、その時は完全な裸身を拝観できるとか? ちょっとどきどきしてしまいますね(^_^)。次回は30数年後だそうです。
ちなみに、一度大津の博物館で、同じく裸形の仏さまを見たことがあるのですが、そのお方は秘所に蓮の実が成ってました(^_^)。
続きまっす