あら~、こちらはすごく柔らかくって穏やかな雰囲気。浸っているだけでほんわり和めそう。

森へと続く参道を進んで、右手の社殿に向かいますと、ちょうどお社の方に太陽が沈んでゆくところで、きらきら眩しく奇麗でした。


橋を渡って、階段を登って本殿に。
こちらの御祭神は、スサノヲノ命の御子神であられる五十猛命(大屋毘古命)で、妹神さまたちと共に日本中に木の種を蒔き、最後に紀伊の地にお鎮まりになった、木の神様なのだそうです。
元々は現在の日前宮の地にありましたのに、日の神の遷座にともなって、こちらに移られたのだとか。なんとはなしに、すごくおおらかな雰囲気を感じましたです。


蛭子社


お参りを済ませて、境内の裏手にあります三井社へ。此処から湧き出る水は「いのちの水」と言われる御神水です。ちょうど喉が乾いておりましたので、存分にいただかせて頂きました。
和歌山近辺の神社仏閣、身の引き締まるような場所から、ゆっくり和めてしまう場所まで、それぞれ独特の雰囲気を持つ聖地でしたです。きっと、大和朝廷によって神社として祀られる以前から、カミの坐す場所として崇められてきたのだと思います。