ゲゲゲの女房 | 平井部

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 NHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』見ております(^_^)。
 これがすっごく面白くって、毎日見ると次が見たくって仕方ないので、1週間ためて一気に見るようにしとります(^_^)。

 朝ドラって、何故か妙に突飛なストーリーを辿ることが少なくなくって、あれよあれよという間に一家離散してそれでもヒロインは前向きに生きていく、みたいなのが多い中(^_^;;、このドラマは基本キャラがみなさん良い方で、トラブルが起こっても最後はほんわり感動でまとめてくれるので、安心して見ていられます。

 とくに、ヒロインの故郷、島根県安来での物語がすごい心の琴線に響いて、何度かうるうる泣かされてしまいました。ぼくは祖母を持った経験がありませんので、おばばに優しくしてもらうシークエンスってツボなのかも。

 松下奈緒さんもすごく良いです。お奇麗なのは勿論ですが、すごいええ方なのが表情によく現われていて。


 物語は、貸本の衰退で長い不遇の時期を過ごした水木しげるが、雑誌に進出して、いよいよこれから人気作家になっていく……というくだりにさしかかりまして、ついに先週、しげるに人気少年週刊誌からのオファーが届いて、めっちゃわくわくしながらその様子を見守ってしまったわらし。

 ……といいますのも、かの“伝説の編集者”、内田勝さんをモデルにした人物が、登場するかもしれなかったからです(^_^)。
 内田勝さんは、少年マガジンの草創期に獅子奮迅の活躍をされた編集者で、『8マン』『巨人の星』『あしたのジョー』『男はつらいよ』『ゲゲゲの鬼太郎』といったレジェンドなコミックの誕生に、全て関わってらっしゃいます(一つ間違いあり)。僕たちヒライスト(平井和正ファン)とってもすごく特別な方で、一冊だけ遺された著書『奇の発想』は漢のシビレる言葉満載!! もう人生そのものが詩みたいな、レジェンドの名に相応しい漢なんですよね。

 勿論、フィクションはフィクションですので、「そのまま内田さん」ではないんでしょうが、ドラマの編集者「豊川悟」が内田さんに相当する人物のようです。しげるが、印刷だと黒にしか見えないのに、丁寧に線描していく様子や、編集部内部の様子なんかは、『奇の発想』を参考にしているのではって思えますね。
 これは事実か分からないですが、しげるが豊川を「猫」って呼ぶのも、確かに内田さんは丸顔の童顔で切れ長の眼をされていて、めちゃ猫っぽいです(^_^)。豊川役の役者さんは細面ですが、眼だけは切れ長で内田さんっぽいですね。

 そんなこんなで、最近さらにめちゃハマりの『ゲゲゲの女房』。
 要チェキですよ~。