あっかんべェ一休 | 平井部

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 買うだけ買って読んでいなかった、坂口尚さんの『あっかんべェ一休』読みました。

 すっごく面白かったです!

 先日、一休寺にお参りしましてから、やっぱり一休さんのことが気になりまして、すっかり忘れていたこの本のことを思い出したんですね。
 幼くして出家して、出世が約束されている京都五山に連なる寺を去り、禅宗に入門して、悟りを開くまで。

 彼の人の人となりですが、ちらっとネットで検索するくらいでは、後年の風狂的な行動が分かるくらいなんですけれども、苦行と苦悩を重ねた上で、しかも腐敗しきった室町仏教を背景にして、出てきた風狂だとすると、まったく意味合いが変わってきますよね。

 一休さん、面白いかも。

 残念ながらこのコミック、上下巻の上巻しかなくって、ちょっと前の本なので本屋にはなく、ちらっとオークション眺めてみたら、プレミア付けて倍くらいの値段で売ってはります(^_^;;。ちょっと癪なんで、もちょっとリアルで探してみたいと思います。


 坂口さんは、『ウルフガイ』をコミカライズ(というか元々コミックやったんすね)された方で、お名前は知っていたものの、他の作品はちゃんと読んだことありませんでした。こんなにすごい力量のある方やったんですねえ。名作と名高い『石の花』もぜひ読んでみます。これはまだ新刊で買えそうですので。豪華版欲しいけど、ううう、9000円かあ……。悩みどころ。