※ 少し間が空いちゃいましたが、2年前の三十三所巡礼レポです。結縁御開帳の初日9月1日、盛大な法要が行われた清水寺へ!!……って、まあネタバレしちゃうと結局この日は拝観できなくって(^_^;;、このブログには載せないつもりやったんですけれど、初日に京都でどんな動きがあったのか、書いておくのも面白いと思いますので。
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いよいよ、本日2008年9月1日より、西国三十三所の結縁御開帳が始まりました~(^_^)。我々見仏人にとっては、まさに空前の一大イベント! なんせ200十数年ぶりの御開帳という方もいらっしゃるんです。きますよきますよ、仏の時代が!!
まず最初に御開帳されるのが、三十三ケ所でもっとも有名かつ参拝人も多いと思われる、京都は清水寺です。こちらの千手観音さまは、「清水式」といわれる頭の上で両手を合わせてらっしゃるお姿らしく。ポスターなどでよく見かける金色のお方は御前立ちさまですね。清水といえば大勢の人で賑わう観光地の印象が強いので、どんな観音さまに、どんな形でお逢いできるのか、ちょっと想像もつかないところがありました。
午前中は、33モンクス(三十三所の僧侶)が集まっての法要が本堂で盛大に行われ、われわれ一般人が参拝できるのは2時からとのこと。せっかくなので、その前に映画を観ることにして、御朱印帳、見仏ノート等、準備万端の上、わくわくしながら電車に乗り込みました。
まずは河原町に出て、バーゲン品を物色した後、全編にビートルズの曲がちりばめられている映画“アクロス・ザ・ユニバース”を鑑賞。……と、楽しい時間を過ごすのぼるさんでしたが、神仏にお参りする際は、それだけを思って、心からのラブコールを発していないと、反作用がきてしまうという教訓を、この日は色々味わってしまうことになります(^_^)。
用事を済ませて急ぎ足でバス停に向かい、着くのと同時にバスが滑り込んできて、(波に)乗れてるな~っていう感じが、この時は。
清水道から、参道の坂道を登り登り。久し振りに蒸し暑さがぶり返し、急ぎ足で歩くと汗が噴き出してまいりましたが、それでも一時みたいな38度超という冗談みたいな暑さではなく(^_^;;、夏の夕刻の風情を感じられる程度でした。
土産物屋の並びを抜けて行くのですが、お寺に行きつく前にいくつかお堂があって、可愛らしい仏像さまが祀られているのに始めて気付きました。清水仁王門のすぐ前にも、如意輪さまのいらっしゃるお堂がありました。
そしていよいよ清水寺!!
わくわくをじらしつつ、お堂をいくつかお参りしてから、拝観受付に行きますと……なんと、御本尊の参拝は4時までですとっ!?(この時点で4時半でした)
が~ん(涙)。
ちゃんとHPで拝観は6時までって調べていきましたのに、それは境内のみで、御本尊は4時までらしく……。
ちゃ、ちゃんと記しとけよっ!!(激涙)
あ~あ、那智の青岸渡寺の時もそうでしたし、なんだか仏に来んといて言われてんのかなあ……って半ば本気で悲しくなりながら、拝観せずに引き返すわし。
ただ、境内を去ろうとしてふと西方を見遣ると、雲間から射し込んだ光が西山を照らして、すごくすごく綺麗な光景が……。
まあ今日は実はちょっとイヤんな事があってブルーでしたし、この後も用事があって心は急いていたし、これはちゃんとゆっくりお参りしなさいってことなのかしら(^_^)。ちょっと心が晴れてから、清水を後にしました。
それからは急いで帰宅。本日9月1日は、近所の産土神社で八朔の秋祭りがある日なのでした。
帰り際には、すごい奇麗な夕焼けが。
妹と最愛の甥っ子(三歳)も7時すぎに合流。みんなでお寿司と海老フライのご馳走を頂いてから、祭り囃子が流れる神社へと向かいました。
お参りして、甥っ子に金魚すくいやくじ引きをさせてやって。毎年恒例の記念写真も。帰ってからはあまり美味しくもない、夜店のかき氷を皆で食べました。
そんなこんなな晩夏の一日。
清水の仏さまは、また後日ゆっくりレポートさせていただきます。 結果的に、この日拝観できなくってよろしかったんです。急いた心でお逢いするのはもったいなさすぎる、素晴らしい(!)方でした。