やすらぎ見仏 一休寺 | 平井部

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 今日はほんまになにげに、ふと一休寺さんにお参りしてきました。
 朝から美容院の予約を入れとりまして、他は特に予定もなく、なんだかそのまま帰宅するのももったいなくって。
 一休寺さんは、有名寺社の中で、一番近くにあるお寺さんです(^_^)。いつか行ってみようと思いつつ、ついに今まで行かずじまいでして。

 馴染みの美容院でさっぱりカットしてもらい、そこから原付バイクでほんの5分ほどで一休寺に到着(^_^)。住宅地のはずれ、山の陰でちょっと薄暗いような場所に、駐車場はありました。

ときめき見仏記-総門



 総門を潜って参道を通り、拝観料を払って境内に入りますと、美しい苔と新緑がまぶしいモミジの風景が迎えてくれました。緑が心地よし。

ときめき見仏記-苔の路



 まず右手にありましたのが、一休さんの墓所でした。門は閉じられていて、内部を覗いてみますと、白砂が美しい庭園の奥に、小さなお堂が建てられてあります。正直、一休さんのことはぜんぜん詳しくありませんので、ひと拝みだけさせていただきました。

ときめき見仏記-一休墓所 この日はなぜかオーブがすごい出ました



 順路は、先に方丈庭園を指してありましたが、最近ちょっとイヤな事も多くって、なんだかすごく仏さまにお逢いしたい心境でしたので、先に突き当たりの本堂の方へ。

ときめき見仏記-本堂でっす



 黄緑のモミジの奥に建つお堂。そんなに大きくはなく、ちょっと縦長で屋根がくるんとしていて、すごい可愛い感じのお堂です。中国風かな? って思いましたら、やっぱりこのお寺を開いたのは中国で学んだ禅宗のお坊さんだったようです。

 中を覗いてみますと、いらっしゃいます、お釈迦様と、脇侍に文殊、普賢の菩薩さまが。
 仏像も少し唐風で、鮮やかな色彩が所々のこっております。お釈迦様は、高さ70cmくらいの坐像で、愛らしいお顔をしてらっしゃいました。
 ちょうどこの頃から、すっごく美しいウグイスの鳴き声が響いてまいりまして、一挙に異世界感……。白髪の感じの良いおじさまが、「良いですねえ、癒されますねえ」なんておっしゃりながら、歩いてゆかれました。

 すぐ横の宝物殿は、期待した仏像はなかったですが(^_^)、素晴らしい掛け軸を多数鑑賞できました。最近掛け軸界にもちょっと興味出てきたかも。お馴染みの一休さんの肖像画や、あと狩野探幽が描いた布袋さんの画、めっちゃ素晴らしかったです……。あんなシンプルな筆で、あんな生き生きとした表現ができるなんて。探幽すごい。あと書もすごいのありました。

 その横手の開山堂では、元々この地にお寺を開かれたお坊さんの像がありました。白塗りの像で、かなりリアルでしたかも。怒ったら怖そうな人でした。

ときめき見仏記-開山堂



 お堂前の広場には、寂れたこの地に心痛める壮年の一休さんと、ほうきを持った少年の一休さんがいました。壮年の方は、ほんまに悲しい顔で可笑しかったです(^_^)。

ときめき見仏記-一休63歳


ときめき見仏記-少年一休修行中



続きまっす