2020年新型コロナウイルス | ライターじゃない、アイドルだ

2020年新型コロナウイルス

アメブロではご無沙汰しております。

 

2020年度は新型コロナウイルスが猛威をふるい、世界中で混乱となる歴史的な年となりました。

 

身の回りにしても色々な出来事がありましたので、記録を記そうと思いキーボードを叩きました。

 

私は継続して飲食店経営を生活の中心においています。

 

現在秋葉原にある店舗は

 

アニソンDJbarモグパン

 

アニソンカラオケバー高まり研究所秋葉原本店

 

アニソンカラオケバー高まり研究所秋葉原昭和通り口店

 

そして今年は秋葉原を飛び出して2020年6月2日に高まり研究所新橋店をオープンさせました。

 

6/2ですよ、緊急事態宣言明けの。

 

新橋店の始まりは会社の経営を安定させる為の展開で、自身が出店したいエリアを選んだ結果です。

 

新橋という街は細い路地にびっしりと個人経営規模の居酒屋が無限にならぶアフター5の天国。

 

この旨い馬刺しを食べてくれと言う馬肉専門店から定番のやきとり、肉料理・・・なんでもあります。

 

システマチックで金の匂いがするチェーン店とは違って、やりたくてやっている感をひしひしと感じる飲食店が目立つ大のお気に入りエリアです。

 

そんな新橋に「戦うサラリーマンの憩いの場を作りたい」という旗を掲げ出店に至りました。

 

店舗物件の契約日は確か2/10あたり。新型コロナウイルスは中国のニュースとして報じられていた頃です。

 

あと1週間遅ければニュースもただならぬものになっていたのでコロナを恐れて出店は中止していたはず。

 

また今回の出店に際しては得体のしれない異様な恐怖を感じていました。怖かったのです。

 

今思うと自身の潜在的な経験則でコロナの影響を警告していたのかもしれません。

 

恐怖におびえるのは単に自分が安定志向の臆病者になっているだけだと思い喝を入れていました。

 

4店舗目の出店とは言え、正直申し上げて金儲けのヘタな自分の会社に余りある資金はありません。

 

会社口座に残っている現金を全て投入しての逃げ場のない出店でした。

 

2020年4月に国から前代未聞の緊急事態宣言が発令。

 

会社は社会的責任を果たすべきなので、要請に従い既存店3店舗は営業自粛突入。

 

緊急事態宣言中の秋葉原はほとんどの企業が営業自粛をしていたが、体感では2割が営業強行していた。

 

あくまでも要請なので従う義務はない。

 

ただこの緊急事態においては今後付き合える人とそうでない人がはっきりとあぶりだされたようにみえる。

 

人は危機になればその正体がはっきりする。

 

営業自粛するには従業員に対して給与保証をしなければならず、家賃も全額発生する。

 

およそ月額800万円ほどの経費を売上なしでどうにかしなければならない。

 

甘い考えだと言われようが従業員に対して給与保証が全くなしでの自粛休業は無責任だ。休むなら最低限の給与保証が大前提。

 

もはや自身の貯金で凌ぐしかないと思い、積み立てていた金商品を解約して自己資金総額約1,000万円を会社に投入することに。

 

それでも1か月しか持たない。

 

しばらく無借金経営であったのだが借金するしかない。

 

日本政策金融公庫から恐らく今の弊社限度額であろうおよそ2,000万円をお借りしてどうにか急場をしのげた。

 

その後、国や都の各種助成金により損失の一部は補填された。

 

おびただしい量の申請資料作成はしたが何もしていないのに金がもらえるというのがこの事態の異常さを表しているのだろう。

 

加えて行政方針で店の営業時間が左右されてしまうというのは経験したことのない事態である。

 

各種申請資料の中でも雇用調整助成金手続きには参った。外注する手もあったが弊社の場合だと推定手数料60万円。

 

従業員への給与支払い金が60万円も目減りしてはたまったものじゃない。

 

馴れない用語が連なる労基系書類の作成は頭がどうにかなりそうだった。

 

空欄を埋めようにも最初から最後まで聞いたことのない用語が連なる。

 

これは地球上の言葉なのか?

 

一語一句をインターネットで調べながらの格闘となり、実に8日間みっちり時間を費やして約140枚の申請資料一式が完成した。

 

普通の未経験者にこれを強制的にやってもらったら完成する頃には感情を失っているのではないか?

 

そんな風に思うほど骨が折れた。二度とやりたくない。

 

申請を受け付けるハローワークも6月頭に今まで見た事もないおびただしい量の資料が届いたのだろう。

 

自分がハローワーク職員なら即退職して逃げる。

 

何度も倒産の文字が頭をよぎった期間だったが、国の政策、借入や6月からの営業再開による従業員らの頑張り、そして何より各店を支持して頂けるお客様によりどうにか持ち直すことができた。

 

これで再度緊急事態宣言が出たとしても数か月はしのげるであろう。

 

すったもんだの2020年。

 

新橋店の物件賃貸スタート日はよりによって4/1で家賃補助の対象外。(3/31までに賃貸契約スタートしているのが条件の一つ)

 

にも拘わらず新橋店は当初予定の5月オープンを6月にずらさるをえなかった。

 

考えられる限り最悪なタイミングの出店だ。しかし一切後悔はない。

 

高まり研究所秋葉原本店でアルバイト勤務だったスーパースターの女性が店長職となり、自主的に個性を発揮して店創りをしてくれた。

 

立ち上げスタッフ達も協力してくれた。

 

新橋店でしか味わえない個性のある店を誕生させてくれた事について嬉しさしか感じられない。

 

この先、新橋店がどういう状況になろうが思う事は変わらない。

 

新橋に出店して本当に良かった。

 

 

あくまでも最悪な事態だということを大前提に、誤解を恐れず申し上げると個人的に今年は良い年であった。

 

11月に従業員にコロナ陽性者が出て、緊急営業自粛したり濃厚接触者の大規模検査があった。

 

各種感染防止策が効いたのか幸いクラスター発生には至らず、陽性者も回復に向かうなどした。

 

全くもって完璧ではなく反省点も多い。

 

しかし生命感にこだわる自分としては生きて生きて生き抜いた。やり切った感しかない。

 

これからこの国、いや世界はどうなるのだろう。

 

歴史上の先例であるスペイン風邪の例を取れば2、3年で収まるのかもしれない。

 

しかし新型コロナは最強だ。発症2日前から感染可能の無敵時間。加えて無症状感染者の存在。

 

例えるなら戦う前からパンチを浴びている。既に攻撃されている。もはや時間を超越しているレベルなのだ。

 

まるでジョジョに出てくるスタンド能力に匹敵する感染力だ。

 

個人的には有効なワクチンはあまり期待できず、もしかしたらもう終わらないのかもしれない。

 

もし終わる時があるとすれば、誰もが収束に希望が持てず諦めてしまった頃なのだと思う。

 

今年は皆が初体験であり、どうにか努力で乗り切ったケースが多いのだろう。

 

しかし2021年度は終わりが見えない状況に皆が絶望する年だと予想する。

 

しかし、この状況を乗り切った種は強い。

 

とんでもなく人に優しくて、難局を耐え忍ぶ事ができる真の強さを持った人が多い時代になる。

 

それはなんと素敵な世界なのだろうか。

 

未来の事は誰にも分らない。だがどんな未来だとしても真っすぐ立ち向かっていく事を「勇気」という。

 

我々は人類の為、この先子供たちの世の為にやれる事をただひたすらやっていくしかない。

 

そんな綺麗な事を書きつつも、実際今年は2000万円の借金保証人にとなり、来年からは約7年間に渡って毎月30万円近い返済が始まる。

 

会社に自己資金を投入したおかげで実質年収は大きくマイナス。ほぼ休みなく動いて金を奪われて・・・。

 

一体何なんだ?キレそう。ふと気を抜くとキレる老人になりそう。

 

が、しかし!生きてるから勝ち!!

 

コロナ禍は生きているだけで充分勝ち!それが価値!!

 

私はコンセプトカフェ系の飲食店で起こる全ての事柄に尊さを感じ、ただただやりたくてやっているので支持されなくなるまで、金銭的限界がくるまで続けるつもりです。

 

無責任な事は言えませんが、まあなるようにしかならないし、しんどいのは皆同じ。

 

被害の量はそれぞれ違えど受け止める側が感じる辛さに違いはないのだと思います。

 

ああだこうだ言いながら前を向くしかないですね。

 

続いていく危機と隣り合わせになりながら、誰もがそれぞれの立場で最良を考え、選択し、実行していく。

 

大した事はできないけれどやっていくしかない。これぞ人生。

 

気が向いたらそのうちまた記事を書きたいと思います。

 

 

【パチンコについて】

 

ご存じの通り主にコロナの影響で実戦生放送は無くなりました。ですが毎日のように打っています。

 

なかなかしんどい遊技環境ですが、パチンコによるわずかなプラス分が私のおこずかいの支えです。

 

むしろ打ってないと精神安定が保てna

 

いつかまたあのハードな実戦生放送が出来る日が来たら良いなと思います。

 

それではまた!