ゴト(不正)事件簿 後編
※前編を読まれていない方は、前の日記からお読み下さい
AさんとBはトラブルに入っている。
そして、ぼくもまた、対応を要求されている。
この3つの出来事の共通点は、
時間が掛かるということ。
逆に言えば、
ホールスタッフを足止めする
なんらかの理由があるから……だとしたら!
「やばい!全員中央通路に出ろ!」
漫画「ジョジョ」の空条承太郎さながら、
これはスタンドだ!とばかりに、ぼくはインカムで叫んだ。
これはスタンドだ!とばかりに、ぼくはインカムで叫んだ。
すると異変を感じたのか、
Sさんが即刻中央通路に出てきた。
調べよう。アイコンタクトを交わし、
異常がないか、Sさんと全島を見渡したが、
不審な人物は見当たらない。
「何か付けられたかな?」
自分の悪い予感を、Sさんに確認するために聞いてみた。
帰ってきた反応は、同感を示す真剣な表情だった。
「カメラの録画を確認しよう」
Sさんが発言し、事務所で録画映像を確認した。
問題はすぐに見つかった。
カメラが遠い為、細かな表情までは分らないが、
とある島に、男が数人。
1台を囲んで、周囲から見えないようにして
パチンコ台を開けている映像だった。
すぐさま、ホールに戻り、
該当のパチンコ台の裏側を点検する。
― あった。
ミノムシのように姿を隠してある中継基盤だ。
これを使って、特定の打ち方で強制大当りにさせるといった
メジャーな不正プログラム部品である。
取り付けこそされたものの、
不正を未然に防げた。
ホッとしていると、Bの姿が見えない。
「B、今何やってる?」
インカムを入れると、気の抜けた返事が返ってきた。
「あのぅ、玉が出てこないと言ってたお客さんがいないんですよ…」
「あのぅ、玉が出てこないと言ってたお客さんがいないんですよ…」
まだ、さっきのトラブルの対応をしていたのか。
それを聞いたSさんは苦笑する。
それを聞いたSさんは苦笑する。
ぼくはため息まじりに
「もうそのお客さんは帰ってこないぞ」
と返した。
「もうそのお客さんは帰ってこないぞ」
と返した。
ホールの大型ガラスの向こうに覗く空が、
平和を保障するかのような青色に見えた。
― 終わり ―
【あとがき】
やっと後編書きました。
じらしてすみませんww
シロウトの小説ごっこ的な文章ですが、
メッセージとかペタと色々頂きまして、うれしいかぎりです(´∀`*)
また、気が向いたら、他のことも書いてみようと思います!
あれ・・SNSブログじゃなくなってる気が ゙;(;゚;ω;゚; )
この事件についてですが、
いやぁ・・怖いですね。
勘弁して下さいという事件の記録でした(´・ω・`)
勘弁して下さいという事件の記録でした(´・ω・`)