2022.10.23
D1GPオートポリス 単走優勝(初)
285/35R20 TW280
2023.6.25
D1GP筑波 単走&追走優勝(初)
シバタイヤ⚡ワンツーフィニッシュ!(初)
285/35R20 新TW200
そして、2024年コンパウンドを開発中!
まだまだ転がり抵抗の数値的には、余裕があるので、さらに高いグリップタイヤを作っても、レギュレーション的には問題ないです!
さて、ここからは、相当マニアックな話になってきますが、グリップでシバタイヤを使ってる方にも、重要なお話になってくるので、興味ある方は、長文になりますが、ぜひ読んでみて下さい。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20231222/16/tencho731/17/5b/j/o1080081015380058161.jpg?caw=800)
サカモトエンジニアリングの坂本さんと、R23、R31、TW200、新TW200、280など、さんざんテストをしている結果、いろいろなことが分かってきました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/15/tencho731/0c/88/p/o0643025415386636854.png?caw=800)
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20231226/23/tencho731/4c/43/j/o0580042115381952339.jpg?caw=800)
R23とR31を比べると、同じコンパウンドであれば、間違いなくR31の方がタイムが出る!←これは間違いない(確定)
ただし、R23よりもR31の方が、最初から溝が浅いので、ライフは短い←これも間違いない
新TW200においては、R23よりもR31の方が、タイヤが壊れやすい。特にフロントにストレスをかけて使うと、コースによっては、タイヤが壊れることがある。ただし、これも車重や使い方にもよるので、サイズでどうこうという感じでもない。条件によるが、どの条件でどうなるかまでは、まだデータが足りてない状況。
※「タイヤが壊れる」の定義:もうタイムが出ないタイヤとする(剥離とかと違い、使えなくはない)
R23に比べ、R31は熱が入りやすいのですが、やわらかいコンパウンドを使うと、タイヤが壊れやすくなる傾向にある感じかもれいません。
現状では、R23の新200ですが、タイヤのパターン形状的なのか。タイヤが壊れるという報告は今のところないです!
むろん、R23の新200を大絶賛してる方もいらっしゃいます!
↑新TW200(200T)
ちなみに、R31で凄いタイムで走ってる方もいますし、ベストも更新されている人もいますので、みんな車種が違うので、おそらく壊れる方は、コース、車重、使い方の話かなと思います!
新TW200のコンパウンドがどうこうというより、R23とR31のパターン特性の違いかなとも思います!
タイヤが壊れる壊れない問題でいくと、R31型の新TW200とTW280を比べるとどうなのか?という検証したくて、日光でテストやってきました!
R31型、255/40R17で日光を走ってきました!
結論、新TW200の場合は、フロントが壊れるけど、TW280の場合は、壊れない。
↑新TW200(R31)
※ちなみにタイムは出ましたが、左前のタイヤが壊れました(数周は持つんですが、負荷がかかる方が壊れます。壊れない人ももちろんいます。)なので現状は、数周で結果を出す為のアタックタイヤ扱いとなっております。
↑TW280(R31)
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/12/tencho731/e5/eb/j/o1080080915386571046.jpg?caw=800)
※同じです(柴田談)
【280⚡2本目 39.722 】
※同じです(柴田談)
R23で使う280とR31で使う280は、同じコンパウンドなのに、全く別物と感じるそうです。タイヤの表面も非常に良いです。
今までのシバタイヤのベストに対して、0.3秒落ちって、R31のTW280、めちゃ優秀ってことです!(しかもタイヤ壊れない)
以前、R23のTW280もテストしてますが、その当時、サカモトさん280に全く興味もないぐらい普通のタイヤって言ってましたので、R31の方でこれだけテンションが上がるってことは、同じコンパウンドを使っても、R32とR31でこれぐらい違うってことなので、間違いなくタイムが出るという結果です!
200シリーズは、タイヤを溶かしながらグリップを上げていくタイプですが、280シリーズは、タイヤを溶かさないでもグリップが髙い新素材を使っていますが、これが、R31との相性がドンピシャということになります!
ロードスター組も、耐久レースを、R31型の195/50R15 TW280でいくっていってました!
※ロードスター組からの意見で、TW280の特性そのままで、最大グリップだけもう少し上げてほしいという意見があるので、それの試作を作ります!
ということで、ここからが考察になりますが、現行の新TW200とコウダイたちがD1GPで使っている、新TW200は、基本的には同じコンパウンドを使っています。(D1GPの方が、もっとグリップしますが、ライフが劇的に短いです(60秒)※ドリフトで使うとの話です)
↑D1GPでも、フロントには、R31の265/35R18の新TW200を使っていますが、日比野選手も、、、
北岡選手も、タイヤが溶けてます。
※ただ、2人も溶けてますが、壊れてはいないです。連続走行で負荷をかけすぎると壊れるのかも?
新TW200は、タイヤを溶かして、グリップを上げていくタイヤなので、これで正解なのです。春~秋だと、すぐに、熱が入って、めちゃグリップします。
ただし、アタックで使うとなると、1周で暖めなくてはならないので、寒い時期は、タイヤウオーマーを使うしか対策がないです。
アタック以外の使い方であれば、サーキット走行においては、暖まるまで走れば、グリップが上がってきたら、問題なく使えて、タイムは出ます。
ただし、連続周回すると、場合によっては、タイヤが壊れるっぽいので、サーキットを沢山走る方は、200S(旧200)を使った方が良いと思います!今、200S(旧200)も、全サイズ再生産入っています!
今は寒いので、熱の入りが悪いので非常に扱いずらいですが、気温が上がったら、新TW200が本領を発揮してくると思います!
※ただ、ライフは短いと思います、が、一発のタイムは出ます!
新TW200で、D1GPで単走&追走優勝しておりますので、一発のグリップ力と戦闘力が髙いことは間違いないと思います!
2024年D1GPで使うタイヤは、今のままでよいのか?となると、できればバージョンアップした方がいいよねとなります!
ドリフトとグリップの話を総合して考えると、、、
①熱がすぐに入った方がいい!
基本的には「熱がすぐに入る=たれもはやい」となります。
なので、熱がすぐに入るけど、たれにくいコンパウンドを探す!(280みたいな200が理想)
200Tや200Dを使う方は、用途が、ドリフト、アタック、ジムカーナ、ラリーだと思いますが、熱がすぐに入ってグリップ上がらないと戦えないので、熱はすぐに入るタイヤにしたい。
路面温度が50度とかだと、タイヤの熱もすぐに入るので問題ないですが、冬場の寒いときに、もう少しなんとかするようにする。冬場熱の入りが良すぎると、夏場タイヤ溶けるので、その加減がポイントになると思います。
②最大グリップをもっと上げる!
D1GP基準になってしまいますが、もっとグリップレベルを上げてもよいです!
③タイヤが溶けても壊れないタイヤにする!
タイヤを溶かしてグリップを上げていくタイプのコンパウンドですが、グリップを上げたいために、やわらかい素材を使ってるのですが、条件によっては、タイヤが壊れるので、タイヤをもう少し硬くしてもよい!(センターリブが崩れるとかも、それです)
④R23よりもR31の方がタイムが出るの確定なので、R31パターンで作る!
スタート時の加速区間が、R23よりもR31の方が加速速いので、R31型で作る!
※R23のメリットは何?となりますが、タイヤの溝が深いのでライフが長いので、沢山走りたい人は、R23を使った方が良いです!
⑤R31パターンは、ウエットがめちゃ良い!
雨の日、寒い日は、R31パターンで戦いたい!
ということで、D1GP用のタイヤの話を書きましたが、これはおそらくグリップの皆様も同じ意見だと思います。
D1GPに参戦するにあたり、D1GPはタイヤ本数制限がありますので、大きなコースでタイヤの消耗が激しいコースは、R23で戦い、小さいコースや雨の日は、R31で戦うのが、ベストかと思います!
2種類のタイヤを持ち込み、その時の状況に応じてタイヤを変えます。
ということで、これから我々がやらなばならないことは、、、
①280ぽい、200を作ってみる
②200の硬いコンパウンドを作ってみる
③徹底的にグリップを上げた200を作ってみる
④280を特性そのままで、グリップをあげたタイヤを作ってみる
⑤200Sを特性そのままで、熱の入りだけはやめたタイヤを作ってみる
この5つの改善コンセプトの試作を作っていけば、次のタイヤが作れる気がします。(正確には、もっと細かい指示だしてありますが、誰でも分かりやすいように、めちゃ簡単にブログには書いてあります。)
このブログを読んで、シバタイヤを使ってる方は「そうそう、それが言いたかった!」ってなってる人多いと思います!
本当に、シバタイヤを使って頂いてる皆様の「声」と「意見」で、シバタイヤまだまだ進化していけそうです。
シバタイヤユーザーさんは、3年こんな感じでやってるので、うちのやり方に慣れてきた人も多く「ダメだったから、もう使わない!」っていう人よりも「もっとこうしてくれ!」って人の方が多いので、忖度なしで、SNSとかにも、バンバン感想を上げてくれるので、めちゃメーカーに声が入りやすいです!(^^)
D1GPで、圧倒的に勝つ為には、さらなるタイヤの強化が必要と思っています!
⚡加速区間の加速がほしい!
⚡旋回速度を上げたい!
⚡爆煙で走りたい!
⚡寒い日とウエットで戦えるタイヤがいい!
※最終戦のお台場は特に寒いし、今年みたいに雨ふったら、もうお手上げなので、、、
結局ドリフト用で作りますが、これアタック用も同じだなと思えてきました!用途が同じ!
おそらくですが、これ以上グリップを上げて、ライフをある程度無視した場合、次のタイヤは「TW100」とかになると思いますので、200以上というレギュレーションの大会等では、タイヤの戦闘力が髙すぎて使えない可能性があります。
※D1GPは、TW関係なので問題ない
現行のTW200(200S)も、熱の入りを良くする等、引き続き改良をしていきますが、、、
200Dと200Sに関しては、もっと圧倒的なタイヤにする為に、うちの中の「TW200縛り」のリミッターを解除していきたいと思っています!
D1GPもレギュレーション的に、200に縛ってるわけではないし、他のメーカーのD1GPで使ってるタイヤのグリップがめちゃくちゃ高いので、俺の中でこだわっていた「200縛り」をついに解除しますが、ドリフトとタイムアタックで勝つ為なので、致し方ないと思っています。
また試作レポートの結果等は、みなさんにお伝えしていきます!
結論としては、R31のタイヤパターンは、間違いなく全方位で性能がいいですが(浅溝なので、物理的にライフが短くなる以外は)あとはコンパウンドがかなり重要になると思いますが、これがバチッ!と決まったら、もうヤバイタイヤになる予感しかしないので、大至急R31もラインナップを増やしていきたいと思います!
D1GPで使うタイヤは、先に金型作ります!
練習や走行会はR23を使って、ここ一発ってときは、R31を使うっていう人が増えそうな気がします。
R31の、280と300は、寒い日もウエットもいけるので、町乗りもいけるので、めちゃくちゃ需要あると思います!R31で町乗り+ジムカーナ+ウエットなら280一択で、R31で町乗り+ケツバキ+ウエットなら、300一択だと思います!(山は分かりません。)
※280のこのコンパウンド特性で、もう少しグリップあれば、それで周回できるなら、それでいいやんという話もあります。
話変わります。
先日のブログでも書きましたが、TW300が、めちゃいいです!
先日の86祭!
試作の新TW300を3セット(6本)持ち込みました!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231225/13/tencho731/2e/f1/j/o0960170615381298534.jpg?caw=800)
3セット(6本)共に、TW380によくある『剥離』は、しませんでした!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240107/14/tencho731/f0/c0/j/o2048136515386611371.jpg?caw=800)
↑日比野号(TW300)
↑日比野さんとのライン
↑小泉号(TW300)
↑小泉さんとのライン
当たり前ですが、ドリフトで使えば、タイヤは減りますけど!減りの感覚は、皆様で違うので、自分で確かめて、よかったら使って下さい!
TW380で、5周で剥離するとか思えば、最後まで使い切れるだけでも、気分良いです!
やっと安いドリケツつくれたかも?
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20231226/10/tencho731/6f/92/j/o0986049515381671215.jpg?caw=800)
TW240大好きで、D1地方戦に出てる小嶋さんも、大絶賛だったので、良いと思います!
今回作った、新TW300は、剥離しない為のSPコンパウンドを配合しております!(^^)
あとは皆様に、実際に使って、テストして頂く感じになります!
TW300は、123サイズぐらい製作予定です!
※一部作らないサイズもあります
TW300のお値段は、1/10 PM20:00に、シバタイヤ各SNSにて、一斉に発表します!
そして、1/11の未明から、販売&予約を開始します!!
あと少しお待ちくださいませ!!