D1GP第2戦と第3戦を終えて感想! | ⚡️SHIBATA⚡

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みなさんも見ていて思ったと思いますが、今回のD1GPは、うちが参戦したこの3年の中でも、一番面白かったラウンドになったと思います!

 

第3戦は、まさかの決勝がサドンデスとなり、めちゃくちゃ会場が盛り上がりました!

 

さて、今回の奥伊吹ラウンドですが、いつもみたいに感想じゃなくて、「考察」を書いてみたいと思います(こういうこと、はじめて書きます!)

 

 

ライブで見てた人は、だいたい分かると思いますが、今回の奥伊吹ラウンド、大きくポイントが3つありました。

 

まずは①の進入です!

 

坂道から下ってきて、①の位置になったときに、中村選手や横井選手は、前走に対して後追いの時に、ほぼ横に位置しています。この時に、ほぼ横にいないと、そのあとパキッとふったときに、②の位置で、ビタビタの追走状態になれません。

 

②の位置でビタビタになってないと、その後は、もう2度と相手の懐に入ることは出来ません。つまり、加点が取れません。

 

ここでみんながきっと思ってるのは…

 

じゃコウダイも①の時に真横まで行けばいいじゃん!

 

ってことです。

 

いうのは簡単ですが、これがめちゃくちゃむつかしいのです!

 

もはや難易度MAX!

 

前走の車は、相手に横に着かれたくないので、全開で走って逃げます。それを後追いが追いかけるのですが、強い人は、めちゃくちゃ速くて、追い付けないのです。気持ちは横まで行きたいんですが、前が早すぎてそこに行きたくて行けないのです。

 

コウダイもそんなことは十分に分かってるので、意地でもそこに行きたいんですが、D1GPトップ選手みんな車速がめちゃくちゃ速くて、追い付けないんです…。

 

じゃ、追い付くようにするにはどうすればいいの?となりますが…

 

①車を軽くする&パワーを上げて加速力を上げる

 

②速く走る為の運転技術を上げる

 

この2つをやらねばなりません。

 

13シルビア、15シルビアは、1100キロ〜とめちゃくちゃ軽いので、レギュレーションの1270キロまで、ウエイト等を好きな位置に積んで、車の重量バランスをとります。

 

リヤにトラクションがかけやすいよう、ウエイトを好きな位置におき、車両重量バランスを自在に作れるイメージです!

 

一方インフィニティは、めちゃくちゃ軽量化しましたが、まだ1350キロあります。単純な見た目としての差は80キロですが、車両重量バランスという点でいくと、80キロ以上の差があります。

 

しかもインフィニティは重量バランス的に、フロントが重くて、リヤが軽いのです。リヤが軽いと言うのは、トラクションをかけるという意味では、マイナスポイントになります。

 

なので0地点から、振り出しまでの加速区間では、どうやってもシルビア勢に加速でついていけません。

 

今回の場合、車速がコウダイが100キロに対して、トップ選手は115キロぐらい出ています。


人間の100m走をイメージしてもらえれば分かりやすいと思いますが、その差は、中学生がオリンピックに出て、ボルト選手と走るぐらいの差があります。

 

物理の法則ですが、重い車は加速力が遅いんです。重いので、よっこいしょって動きます。軽ければ、サクサク動けます。当たり前ですが、レーシングカーは、軽くなければなりません。

 

しかしそれでも、今回は目桑選手にがんばってついていったと思います!

 

そういう目線で、動画を見てみて下さい!

 

 

↑①のところで、めっちゃがんばってついていこうとしているのが分かると思います。

 

過去のコウダイの追走の動画を振り返ってみてもらえれば、今まで全く付いていけてなかったのが、かなりがんばっていて、マシンとコウダイが成長したのが分かると思います!


同じ負けるにしても、今までと負け方が違います!

 

そして、次のポイントは③です。

 

振り替えした後からの、前走車への「寄せ」です!

 

一旦、離れてからの寄せていくエリアですが、これはYOUTUBEのコメント欄で皆さんも書いてもらっていましたが、車が横を向いたときに「トラクションがかかってないから、すすまない」って書いてる人いましたが、全くその通りです!

 

この「トラクションがかかってないから、すすまない」ですが、タイヤのグリップ力というより車の作り方の問題の方が大きいです!

 

タイヤがめちゃくちゃ食うタイヤでも、トラクションがかかってないとそのグリップ力が生かせません。

 

トラクションとは、リヤのタイヤを食わせる「力」のことをいいます。

 

トラクションを稼ぐために、リヤに重いウエイトを積んだり、トラクションがより良くかかるサスペンションだったり、マシンの構造であったり、足回りの形状であったりします。R31の時に、セミトレで全くリヤが食わない!からマルチリンクを移植するって俺がブログでいつも書いていましたが、まさにそれで…


強いマシンは、リヤのトラクションがめちゃくちゃかかるようになっています。

 

そこが「ドリフトマシンを製作する一番のノウハウ」なのですが、常にトラクションがかかってる状態を作れるマシン作りをしなくてはなりません!

 

「シバタイヤが食わない」とライブチャットで書いている人がいましたが、正確には「シバタイヤをより良く食わせるトラクションがかかっている状態になっていない」が正解です。

 

③のとこで、横になったときに、完全に車が浮いていて、タイヤが空転してて、横に進んでいません。つまりトラクションがかかってないのです!

 

うちのタイヤに限らず、タイヤを買って「このタイヤは食わない」という人がいますが、ある一方で、同じタイヤを買っても「めっちゃ食う」っていう人もいて、だいたい世の中の意見が真っ二つに分かれます。


トラクションのかかるマシンに装着された場合とそうでない場合では、評価は分かれるでしょう!


もっと言えば、同じ車に乗っても、トラクションをかけて食わせるのが上手い人、そうでない人で、グリップ力の感じ方も違ってくるでしょう!

 

トラクションがかかるマシンで、トラクションをさらにかけて走る人は、タイヤの温度も上がるので、剥離する確率が普通の人よりも高くなります。一方で、ノートラクションで走る人は、タイヤへのダメージもほぼないので剥離しません。


そうなってくると、剥離しない!っていう意見が正しいのか?、剥離する!っていう意見が正しいのか?、ってなりますが、もはやこれもマシンの作り方と乗り方次第で変わってきます!

 

なので、タイヤの食うとかく食わないとか、剥離するとかしないとかについては、他の人の意見は参考程度にして、実際問題は、自分の車で、自分の運転しないと、自分の車や運転での評価はできないと思います!

 

あとはウエットも同じで、雨の中ですべる路面で、それでもトラクションがかけられる人は、ウエットでも大丈夫!っていう評価になりますし、まったくウエット食わないっていう意見を言う人がいてもそれはその人にとっては正解なのです。


どこまでいっても、自分の意見は自分の車で自分の運転での感想であって、それが世の中の総意ではないってことです!

 

今回のコウダイのように『タイヤが食わない』、実はタイヤを食わせれてない、マシン作りや乗り方で使いきれていない、ということもありますので、みなさんもマシンを作るときに、タイヤの性能を出し切れるようなトラクションを意識して作っていただければと思います!


はなしがそれました。

 

じゃ、寄せていけるようにするには?となりますが…

 

①トラクションがかかる車に仕上げる

 

②寄せていく運転技術を上げる

 

この2つをやらねばなりません。

 

つまり、インフィニティを、D1GPのトップ選手のシルビア勢と戦えるようにしよとすると…

 

①今よりあと200キロぐらい軽量化して、ウエイトを使って、車両重量バランスをよりトラクションがかかるように仕上げる

 

②運転技術を向上させる

 

なんでコウダイは、ビタビタの追走が出来ないの?って思う人がいると思いますが、インフィニティという車両重量があるデカい高級車を選んだ、そもそも俺が間違ってるのですが、そんな物理的に不利な車でシルビア勢に挑んでいるというところで、俺的にコウダイ、ごめんね!なのです。


しかし、そんな誰も使わないようなマシンで、トップ選手と追走できたらいいな!というところにロマンを感じているのも間違いないないです。そして、そんなインフィニティで追走ができたら「すげぇ!」てところもポイントなので、今年1年、まだ6戦残ってますので、重いながらも、なんとかマシンを作って、いっぱい練習して、そのマシンの差をセッティングと腕でなんとかするしかないです。

 

※現実問題、あと200キロの軽量化は現実的ではないです。もう軽量化するところがインフィニティには残っていません。なので、この重量でトラクションがかかる方法をあみださねばなりません。トラクションがかかるマシンの作り方、急募です!

 

今回のD1GPで、シバタイヤを使ってる、波紫選手と茂木選手とも大会後にミーティングをしましたが、波紫選手と茂木選手は、トップ選手と同じS15シルビアですが、重量的にはそれほど差がないのですが、やっぱりトラクションの話になりました。

 

まだまだやることやれることや課題が沢山あるから、次のエビスまでには、いろいろ対策をしてきます!って話になりました。S15勢には、S15の悩みがあります!


マシンのチューニングには終わりがないです!まあ、それが面白いんですが!(^^)

 

さらに言うと…



トップ選手はトップ選手で、今で満足してないと思うし、さらに強いマシンをつくるべく、いろいろ試行錯誤したりしてマシン性能を上げてきますし、もっと練習してさらに上を目指してきますので、もはや無敵です(汗)


そりゃD1GPに参戦して3年目の我々が勝てるほど甘い世界ではないです!

 

これでも一生懸命にD1GPで勝つ為に挑戦をしていますが、まだまだだということがよくわかりますし、今後のやるべきことがはっきりと分かったので、その課題についてやっていきます!

 

タイヤ自体は問題ないと考えているし、転がり抵抗10.5以下のエコタイヤという点で、全車同じレギュレーションのタイヤですので、タイヤの性能差はそこまでナイと考えられるので、あとはいかにタイヤを食わせるか?さらにグリップさせる方法を、次戦までに考えて、いろいろテストをして、追走の練習をして、今のマシンのままでも、もっと良い追走ができるような状態にしたいと思っています。

 

今回の話を書くことで、皆さんがよりD1GPが楽しめるというか、そういう視点でドリフトを見ていただければ、よりドリフトを楽しく見れると思います!

 

 

コウダイの前走ですが、後追いの目桑選手①、②、③ミスなく、しっかり出来ています!さすがです!

 

ほんと同じ時代に、中村選手、横井選手をはじめとする、沢山の猛者がいる世界で、同じ時代に戦えるこに本当に喜びを感じています!

 

レジェンドが引退する前に、レジェンドとバチバチの追走がしたいので、さらなるマシン作りとタイヤ作りをしていきたいと思います!

 

来年のD1GPに向けて、すでに新しいタイヤを開発しております!

 

軽くてパワーがあって、トラクションがかかるマシンを作り、めちゃ食うタイヤを作る!

 

D1GPで勝ちたいという思いがどんどん強くなるので、マシンとタイヤを徹底的に作っていきたいと、ガチで思う奥伊吹ラウンドでした!

 

ということで、今週末は、FDJえびすです!

 

参加するマシンは、軽くてパワーがあるGR86です!

 

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新型、SHIBATA⚡GR86です!

 

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エアロは、完全オリジナルで作りました!(CGから作りました。)

 

ちなみにこのエアロは市販されます!皆様のGR86に、うちのフルエアロ装着できます!※フルエアロだけで成立していて、オーバーフェンダーはあってもなくても、フルエアロには影響しない設計になっております!

 

※もう一台のマシンで、オーバーフェンダーなしのフルエアロ組んでみますので、ぜひ見てみて下さい!

 

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エンジンもビンビンです!

 

今回のFDJは、軽くてパワーがあるGR86で、コウダイがどんな追走をするか、そういう目線でぜひ見てみて下さいね!

 

重いインフィニティ、クソ足回りのR31、今までは大人の都合で、ドリフトマシンとは程遠いマシンにしか乗せてもらえませんでした!(それ自体は問題ないです!)

 

そんなマシンたちで鍛えられたコウダイ!(笑)

 

GR86で、いきいきドリフトをしてほしいと思います!

 

ぜひ応援をよろしくお願いいたします!