マンガ最高!!


ということで、オレはマンガやアニメがだぁ~い好き♪
で、そんなオレの「推し☆セン」はホラーマンガの巨匠




伊藤潤二先生


 

DEATH!!!!


あ?推し☆セン?
推し☆センて言ったら「推してる☆先生」の略に決まってんだろ!!

いやいやマジで。
潤二先生のマンガは他の追随を許さない圧倒的な不条理なんですよ。

そして、その不条理を受け入れざるを得ない圧倒的画力!!

むかし姉貴が「ハロウィン」というホラー雑誌を愛読してて、
オレも読んでたのね。

当時はお茶漬海苔先生の「惨劇館」や永久保貴一先生の「カルラ舞う」等、
王道のホラーマンガやSF要素のあるホラーマンガが主流だったんだが、
そこへ突然「富江」という不条理なマンガが読み切りで登場してな。

「富江」というのは潤二先生の代表作なんだが、
マジでこのマンガを読んだ時は「来た!!」って思ったね。

思ったね。

なんつーか?怖がらせようとしてないんだよね。
で、怖がらせようとしてないから怖いんだよね。

マンガの内容もさることながら、こういうマンガを描く
潤二先生の発想の方が怖いというか、なんというか。

もちろん、マンガ自体も陰鬱とした世界観と画風で怖いんだけど、
それを上回る

「これを平常心で描いてんだろ?」

ってのが1番怖い!!
そしてなにより面白い!!

 

面白い!!!!

そうなんだよ。

潤二作品は緻密な描写や不条理さが怖さを際立たせてんだけど、
そういう中になんかユーモアがあるんだよね。

だから「怖い」というよりは「面白い」。

だって「双一」とか「淵さん」とか
もう怖さのベクトルが完全に「面白い」に向かってっから♪

淵さんなんてマンガの中でも「こんなモデルいるかよ!!」って言うくらい
本当に「こんなモデルいるかよ!!」ってキャラだし。

歯がサメみたいに幾重にも重なって生えてるし
スゲー尖ってるし、オデコは異常に広いし、

オデコと鼻のラインが変だし、

 

こんなモデルいるかよ!!!!

 

それから「油度」って得体の知れない尺度とか出てくるし。

思わず「油度ってなんだよ!!」って言っちゃったね。

で、そういう面白さがあるかと思えば
「首吊り気球」みたいに、ただただ不条理で怖い作品とかあるし。

 

で。

そんな伊藤潤二先生の超自然的、幻想的、空想的なジャンルを


Funtasy(ファンタジー)


と命名します!!

本来のファンタジーのスペルは「Fntasy」なんだけど、
そこに「面白い」を意味する「Fun」をくっつけて


Funtasy(ファンタジー)


DEATH!!


だって、なんかもう「ホラー」という枠に収まりきらないし、
超自然的、幻想的、空想的、そしてユーモアってのを全部ひっくるめて


Funtasy(ファンタジー)


って言う方がシックリくるし。

ちなみに「Fun」はそのままだと「楽しい」って意味で
「面白い」にするには「a lot of」もしくは
「lots of」を付けないといかんのだが、
その辺は適当でお願いします♪

その話はともかく、伊藤潤二先生の大ファンとして行って来ましたよ。
世田谷文学館で開催されてる



「伊藤潤二展 誘惑」

 

に♪

平日の昼頃に行ったこともあって人も少なく
物凄くジックリタップリの~んびり♪作品を堪能出来ました♪♪♪

やっぱ原画は違うよね。

印刷ではつぶれてしまってる線とかハッキリ見えるし、
コントラストとかもキッチリ見えるから
本では味わえない「迫力」ってのがヒシヒシと伝わってくるから。

つーか、あれだけの描き込みって、なにかしらの怨念がないと描けないんじゃね?
怨念というか、情念というか、執念というか。。。。。

同じような気配を草間彌生女史の作品からも感じたぞ。

潤二先生の場合、前職が歯科技工士ということもあり
緻密、綿密な作業が得意というか好きなんだろうけど、
にしてもホント、他の追随を許さない画力なんだよね。

オレは別に絵を専門としてるワケじゃないから
本当の意味での画力ってのはワカってないんだが、
ワカってないオレからしても凄いんだよ。

ワイフは絵を専門としてるからワカるらしいんだが、
そんなワイフからしても凄いそうだ。

あの浦沢直樹氏が呆れるほどの描写だからな。

画風や作風が違うから一概に比較は出来ないんだが、
「描き込み」という一点に於いては大友克洋氏に匹敵するんじゃないか?

マンガとしてではなくイラスト、アート作品としても十分な絵だし、
なにより潤二先生の描く女子は美しい!!

純和風な顔立ちであれだけ綺麗な女子を描ける漫画家さんて
他に思い浮かばないな。

で。

「伊藤潤二展 誘惑」に行ってきたワケだが、な。。。なんと!!
写真は自由に撮っていいというではないか!!

なんてファンサービスだ。。。。。
潤二先生はとてもファンを大事になすってますね。。。。。

ということで、写真も沢山撮ってきました♪

が。

>純和風な顔立ちであれだけ綺麗な女子を描ける漫画家さんて
>他に思い浮かばないな。


なんて書いておきながら、撮ってきたのは
おぞましい絵の写真ばかりです♪

やっぱ、おぞましい絵こそ潤二先生の真骨頂だからな。
そういう絵は後々まで

「なんでこんなものを思いつくんだ?」

って楽しめるからね♪

視覚で楽しむものを視覚だけで終わらせない!!
それがオレの真骨頂!!

そして何故?伊藤潤二先生の作品が響くのか?を考える。
自己分析ってヤツだ。

伊藤潤二展で展示してあった、伊藤潤二先生が読んでた本なんだが、
古賀新一先生の「エコエコアザラク」だったり、
地獄小僧や毒虫小僧、幻色の孤島や妖女ダーラでお馴染みの
日野日出志先生の作品だったり、
あとは巨匠楳図かずお氏のマンガだったり、
オレが幼少期に読み漁ったマンガと同じなんだよね。

同じ作風のマンガを好んで読んでたってのが
やっぱ響く理由なんだと思う。

あとはオレの姉貴の影響だな。

オレの姉貴は少しイカレてて、オレが小学生とか中学生の頃
深夜に突然

「ヒロ。墓地で心霊写真撮って来て。」

って言ってカメラを手渡すような人だから。
真冬で雪が降ってる日の深夜にだよ?

ウチの近所には結構広い都営墓地があるんだが、
そこに行って心霊写真を撮ってこいって言うワケだ。

で、オレは素直な良い弟だから、眠いのにひとりで撮りに行ってな。

墓地の中に電話ボックスがあるからそこを撮ったり、
墓地ん中でも特に暗い場所に行って撮ったり。

そんでフラッシュをたいたら鳩がバサバサッって飛び出してきて
「うわぁっ!!」って言ったり。

いや、焦るって。
オレ、こどもだよ?


でも、こどもの頃にそんなことをしてたせいか?

してたっていうか、させられてたっていうか?


とにかく、こどもの頃にそんなことをしてたもんで、
真冬の深夜に地図にも載ってない山奥の廃村に
ひとりで行くのが趣味になってな♪

そういう世界観て伊藤潤二先生の世界観に通ずるものがあると思うんだよね。

だから伊藤潤二作品が響く♪

ちなみに、オレはデビュー当時から潤二ファンで
ワイフにも「面白いから♪」って薦めたんだけど、
最初ワイフは

「そういう気持ち悪い絵の本を家に置いときたくない。」

って言って、オレが「全巻オレが買うから。」って言っても
「ダメ。」って受け入れてもらえなかったんだよ。

ところが。

少しずつ、少~~~しずつワイフに伊藤潤二作品を読ませてたら
すっかりハマってしまって、結局ワイフは自分で全巻買ったから♪

最初から「いいよ♪」って言ってりゃオレが全巻買ったのにな。

そんなワケで我が家は夫婦揃って伊藤潤二ファンです♪

ちなみに「伊藤潤二 いくら」で検索すると面白いページがあります。
「いくら」って子が潤二先生の信者らしいんだけど、
潤二愛が異常(褒め言葉)で凄いことになってます。

彼女はファンじゃないね。
間違いなく信者だね。


いくらちゃんはXをやってるんだけど、
オレはXのアカウントが無いし、作り方もワカらないので
ここで紹介する了承を得てないんだけど、
ご本人からの異議申し立てがあれば「いくら」って文字にボカシを入れます♪

遠慮なく異議申し立てをしてくだきゃい!!

つーことで、今回はとにかく伊藤潤二先生を皆に紹介したかったんですよ!!

マンガ全体では「手塚以前、手塚以後」や
「大友以前、大友以後」なんて言い方があるんだが、
ことホラーに関して言うと間違いなく

「伊藤以前、伊藤以後」

ってのがあると思う。

読んで読んで読んで!!
とにかく読んで!!


そしてオレがここで熱く語ってるワケを知って欲しい!!

じゃあ、オレはこれからアニメ伊藤潤二コレクションを観ることにします。
本の方はワイフが大事に所蔵してるので勝手に読めないんだよね。。。。。


じゃっ!!


ヒロPOM