葛藤 | 女を口説く術

葛藤

 この間より、大きな駅前に行き、10人に声を掛けることにした。この前3人に掛けた直後は、心地より達成感にひたりながら次の日にでも再トライできると思っていたが、翌朝の気分は良くなく、声を掛けることが、馬鹿げているような、病気かもしれないというような、おろかな行為に思えてきて、出来なかった。その考えがしばらく続いた末に、以前の悲壮的とも言える、強迫観念、使命感、焦りと、わずかな希望に堪らなくなって、再び挑むことにした。