夏を超えられるかどうか とは感じてたけど

このドラマが始まった今年の1月

まさか最終回の前に夫がいなくなるとは思ってなかった

 

ガンで余命を告げられても 

自分の死に方を自分で決められる人は幸せだと思った

夫の死に方は私が決めた

それは私しか決められなかったから

 

誰にどんないたわりの言葉を貰っても

夫に言ってもらわなければ意味がない

これで良かったのか

あなたは本当はどうしたかったのか

 

その返事を貰うことはない

 

 

この3ヵ月 ドラマ「春になったら」を見ながら

私は少しずつ 

夫とのお別れの心の準備をしていたような気がする

 

死ぬまでにやりたいことリスト

娘と旅行

謝りたい人には再会して謝って

大切な人に感謝を伝える

 

ホントはこうしたかったよね

あなたは絶対 余命宣告受けたら

生前葬するって騒いだよね

遺影を撮りに写真館行ったよね
「見た人が笑ってくれるような写真がいい」

って言ったよね

 

いかにも夫が言いそうな言葉を

死を近くに感じる人の言葉を

夫と同い年のノリさんが言うのが心に響いて

 

ソファに座り 独りで最終回を見ながら

父と娘の思い出写真のシーンで

「今・・・・・・って思ってるでしょ」

遺影に話しかける

私はこれからも 彼に話しかけながら生きていく

 

笑顔で拍手して 私は最終回を見終えた

幸せだった

 

夫のカラダはここにはもうないけど

もう痛くも苦しくもないと思うとホッとする

行きたいところに行けるのだ

会いたかった人の処にも 

まだ行ったことのない国にも

 

 

 

夫が冷たくなった翌朝

3日ぶりにお風呂に入り

眠ってしまってお湯に沈みかけ

ザバっと起き上がって空中に向かって言ったのは

「連れてくんじゃねぇよ~」(きっと夫は爆笑してる)

 

疲労困憊で昨日やっと整体行った

「心臓・胃・気管支・腕・肝・腰・目…が弱ってるけど

ちゃんと食べて寝れば治る

怒らなければ気管支は治る」

‥‥葬儀でずっと怒ってたので(笑)

 

 

心近くにいてくれた方たちに感謝です

私は大丈夫

…なんか オムツ替えるこの時間に

やっぱり起きちゃうんですけど…

 

 

小林聡美の宴会芸がもっと見たかったなぁ(笑)