いままでのわたしなりの歯医者の探し方を実行されるだ
けで、かなり良質の歯科医療を受ける確立が上がると
思います。
是非 機会があれば実践してみてください。
今回からは治療の詳細について解説しましょう。
ただし、前回書いたように歯科医療は まだまだ充分な
実証がなされた処置が 残念ながら少ないので、この
治療はダメとか良いといった解説というわけにはいかな
いですね。
それでも、どなたにも理解しやすくて、あとあとあんな治療
を受けるんじゃなかったと 後悔の念を起こさせないよう
な説明を心掛けたいと思っています。
まずは、歯科インプラントについてです。
そもそもわたしがインプラントと関わったのは、勤務医時
代からで、そう30年前からです。
当時は インプラント処置を行う歯科医院は非常に少なく
て 必要な機材をわざわざ外国までいって購入すること
も決してめずらしいことではありませんでした。
当時は、いま以上にいろいろなインプラントの種類はあり
ましたが、わたしが携わっていたのは、今現在の主流と
なっているインプラントの初期のタイプでした。
今のインプラントは、骨とインプラントとが骨性癒着するこ
とを治療目標としています。
まあ 簡単にいえばインプラントと骨がくっついてしまうこと
です。
勤務医時代のわたしが携わっていたインプラントも同じタイ
プなんですが、当時はこの骨性癒着してしまうようなインプ
ラントは 体にはよくないぞ! という考え方が主流でした。
じゃあ、なんで今はこれが主流になったかと言えば、ただ単
純にいって
どんなへたっぴが手術をしても、そう簡
単にはインプラントが取れてこない!!
からなんです。
逆に、この簡単には取れないということは、
利点でもあり、大きな欠点でもあるんで
す!
医療関係者なら、この「癒着」という状態はけっして生体に
良いというイメージを持たないはずです。
ゆえに 昔は骨性癒着を治癒目標とするタイプのインプラント
は 悪者扱いのようにされいました。
じゃあ、昔とは何か変わって来てるんでしょうか?
当然、部分部分の改良はされていますが、
本質は全く同じ。
まあ、疑問に思われた方は ネットで「癒着」を検索してみて
ください。
生体には決して良いことではないことがなんとなく理解できる
と思います(政治等の癒着もいっしょですね)。
一方、昨今の歯科医療の勉強会の冒頭のあいさつの多くが、
先生方みなさん、昨今はインプラントの
医療訴訟が多く見受けられ、その多くが
歯科医師の勉強不足、技術不足が要因
と思われます。
患者さんに迷惑をかけないよう十分に注
意してください。
ちょっと、恥ずかしいことですよね。これって本当のことなんです
よ。
また、インプラント先進国からも 今の日本のインプラント歯科
医療にたいして 次のような警告をだしています。
今の日本は、むやみやたらに誰に対しても
インプラント処置を行っているように見受け
られます。
もっと インプラントの適応を厳格にしましょ
う。
恥ずかしいことです。
日本の歯科インプラント治療がいいかげんだと世界中に広まって
いるみたいです。
では良質なインプラント治療を受けるには何に注意したらよいか
を解りやすくお教えしましょう。
それは、まず
なにかと安易にインプラントの説明をす
る歯科医院には注意が必要!
歯を完全に、理想的に治癒させることす
ら今の歯科医療でも決して容易なことで
はありません。
ましてや、人工的な歯(インプラント)を理
想的な状態に維持させることはそれ以上
に難しいことです。
ゆえに、常識ある歯科医師なら、安易に
インプラント治療を勧めることは絶対に
ありません。
また、インプラント治療は基本的に自費診療となります。
で、さらにここで注意しなくてはいけないのは、
インプラントのメインテナンスも自費診療
になる!
このことを決して忘れてはいけません。
つまり、インプラント処置を受けた歯科医院以外の歯科医院
ではインプラントのメインテナンスを受けることは相当難しい
と思ってください。
まあ、長くお付き合いできる歯科医院でインプラント治療を
受けるべきだといえます。
引越しされる方、結婚前の方、転勤族の方、などはインプラン
ト処置は受けない方が良策と思います。
それと、もう一つ大切なことは
インプラント周囲の歯にもいろいろの意
味を含めて将来的に相当な制約
または制限をうける可能性が出てくる。
この事実を説明される先生は少ないと思うので、注意が必要
ですね。
勿論、周囲の歯が齲歯、歯周病などの疾患に侵されなければ
問題はなにもないわけですが。。。。
ほかにも、いろいろな我々歯科医師側の問題点はあるので
すが、それはまたほかの機会にでも書く予定です。