前回のつづき。


丁寧に治療の説明をしてくれる


これについての良識的な説明をしましょう。



一般的に患者さんへの治療についての説明は「イン

フォームド・コンセント」といっています。




この言葉の意味を、ウィキぺディアの解説を引用して

説明すると


治療行為の利点のみならず、予想される合併症や、

代替療法についても十分な説明をして、患者さん

に治療の同意を得ることである。



みなさんも御存知かもしれませんよね。


しかし、


ある治療行為についての利点、またはサイドエフェクト

ともいえる有害事象(合併症など)は数か月~数年で

大きくその内容が変わることも 決して珍しいことでは

ありません。


況してや、そういった情報を迅速にそして正確に得る

ためを勉強をされている歯科医師はかなり少数である

ことは事実です。



ちょっと方向を医科の方に目を向けてみましょう。


医科の方でも わたしが学生だった頃は、インフォーム

ド・コンセントといった言葉はあまりいわれていなかった

と思います。


というのも、ある治療行為の有効性、成功率 また有害

事象等の正確なデータが容易に得られるようになったの

は、まだそう昔のことではないからです。


正確な情報を得るには、大規模臨床試験がどうしても

必要なわけで、有名なのが1990年代の 不整脈のC

AST試験です。




CAST試験以前は、不整脈があると、様々な抗不整脈薬

のなかから、あなたにはこれが効くはずです、と医師が

処方していて、どんな抗不整脈薬をだしたらよいのかを

各々の医師が懸命に勉強していたようです。


ところが、このCAST試験でえられた情報というのが



不整脈患者のうち、抗不整脈薬を服

していた方が、早死にした!!


これには各々の医師が、驚いたのはいうまでもありませ

ん。病気が良くなるために薬を飲んでいた患者さんのほ

うがかえって早く死亡するなんて。。。。



まさにびっくりだったはずです。


以降、医療においてはこういった大規模試験の情報を

迅速に、そして正確に得ることが医師の間ではあたり

前のこととなっているはずです。



そして、こういった正確な情報をえられるようになったか

らこそ、インフォームド・コンセントが可能になったわけで、

逆に言うと、いまでも正確な情報がない医療処置では

充分なインフォームド・コンセントが出来ないわけです。






歯科医療はというと、



ほとんどこういった大規模臨床試験が

存在しません。



ということは、



歯科では、正確なインフォームド・コン

セントは期待できないということです。




もっと簡単にいいますと



先生によって、すごく言っていることが

違ってくる場合もある!!



ってことなんです。


いろんな先生がネット上で ちゃんと患者さんに説明してい

ます、とか うちはインフォームド・コンセントを大切にして

いますとか書かれていますけれど、わたしはそんなことを

書く先生にいいたいです。



情報元は??


正確なの??



今の歯科医療のほとんどが、各々の先生方の経験に基づ

いただけの情報、つまりエンピリック治療から得られた情

報ばかりなので、どれもがダメとはいえませんが、すべてが

正確とはとても言い難いとわたしは思います。



みなさんも、歯科医の説明の多くが


自費診療についてであったり、


歯を抜く抜かないとかであったり


どれくらい長持ち?するかであったり


言っていることが先生によってちがっていたり


こういった説明じゃなかったでしょうか?




最初に書いたインフォームド・コンセントの意味合いと照らし

合わせてみてください。




いかがです?




では、確実な見分け方をお教えしましょう。


歯科医療では、勿論治療前の説明も大切だと思いますが、

それにはどうしても限界があります。

なので、どういった点を知っておくとよいかというと、



 

神経をとったり、歯根の治療を受けた場合は、


治療前と治療後のレントゲンでこんな

風に治療をしました


と説明してくれること。


詰め物などをしたときは、口腔内を


カメラか、鏡等で実際に治療した歯を

みせてくれる



こんな単純なことが、とても重要です。


なぜなら、実際にお見せすることは




その先生の自信のあらわれでもあり


責任をもって治療しましたという意志

表示でもある


こんなふうにわたしは考えます。



こんな自費診療もありますよ~


長持ちしますよ~~


きれいになりますよ~


白くなりますよ~



こういった説明では、そこの先生の治療の良し悪しは絶対

に判断できませんので、要注意です。