随分と秋らしくなりましたね。
この連休は○○へ遠出したかったのですが、娘の
定期試験のため、家内の賛同が得られずデパート
の北海道展に付き合っただけでした。
それにしても昨今の医療進歩は著しく今の学生
は私たちの頃の何倍もの情報を覚えなくては
いけないので、大変そうです。
ただちょっと不思議なのは、息子の大学と娘の
大学は違うのですが(どちらも国公立)、勉強
量と授業内容はかなり大学によって違っている
事にちょっとわたしは驚いています。
それだけ教えるべき情報が多すぎるからなので
しょう。
今日は名(歯科)医について一言いいたくて書い
てみます。
みなさんは、どんな医療を提供される先生が
名医だと思ってみえるのでしょうか?
しばしば雑誌等で、名医紹介として、○○手術件数
とか、○○専門医とかの解説があります。
医科の方は医科の先生のご意見を参考にしていた
だくことにして、歯科のほうの実情をお話ししましょう。
「専門医」についてですが、これはまったく当てには
なりません。 逆に専門医と書いてある方が怪しい
治療をされていることが多い場合もあります。
歯科の専門医はそもそも大学に長年在籍されている
先生が、大学で何年も勉強していたのだから、その
肩書として与えている称号みたいなものです。
大学病院で勉強されていたらかなり名医かといえば、
当然まったく関係ありません。
ほとんどの歯科大学病院は患者さんもかなり少なく、
じっさいの臨床経験はかなり乏しいわけです。
非常勤講師の肩書も似たようなもので、長年大学の
医局に在籍して、そこで学位をいただいた先生など
に与えられる称号みたいなものです。
学位というとかなり勉強をしないといけない場合もあり
ますが、ほとんどの場合は金銭依存が大きいのが事
実です。
当然、有名国立大学は別格で、私立大学の学位論文
は国立大学ではまず受理されることはないレベルです。
つまり、専門医、非常勤講師などの肩書は、臨床での
名医とは全く無関係で、むしろ迷医に関連するかもしれ
ませんね。
ずばり、名医とは、
どんな難しい症例でも、驚くような治癒形態をとらせる
技術を持った先生でしょうか?
まあ、ほとんどの方がこんなイメージだと思います。
わたしが思うに
基本的な医療技術を持った先生が治せない疾患は、
どんな先生が治療にあたっても同じだと思います。
ただ、結果は同じでも 大きな違いは患者さんへの
医療内容だとおもいます。
最新の医療機器を使ったのか、薬剤もいろいろ使っ
たのか、などといった違いじゃないのでしょうか。
たとえ治らないと判っていても、最善を尽くすのが医
療なのは当然なのですが、
その「最善」という点を「名医」の判断材料におくのは
ちょっと無理があるとわたしは思っています。
「名医」とはだれが何と言おうと
どんな疾患であろうとそれが重大な疾患になる前に
治す医療を心掛ける先生のことであり、
さらには、どんな疾患でも発症しないように予防指導
または処置を心掛ける医療をされる先生のことだと
思います。
「名医」がいるその地域は確実に罹患率が減少するで
しょうし、重症患者も同様に激減するはずです。
あそこの病院はいついっても満員ですごくはやっている
としたら、逆に言えば、何年も通院していてもちっともよく
ならない、治してくれない医療ってことですよね。
ちょっと極端に書きましたが、多くの重症患者を扱う高次
医療機関は別にして、一般の開業歯科医の事例と解釈
してください。